2009年3月5日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
更新時間:15:09 Mar 05 2009

米英、連携強める ブラウン首相の難題山積

 オバマ米大統領は3日、ホワイトハウスでブラウン英首相と会談を行った。話し合いは経済問題を中心に行われ、双方は世界各国が協力して国際的な金融危機に対応し、より安定した国際金融システムを構築することの重要性を強調した。

 ブラウン首相は、4月初めにロンドンで開催予定の金融サミット(G20)を前に米国へ訪問。オバマ大統領の今年1月の就任以来初めてホワイトハウスを訪れた欧州の首脳となった。訪米前、ブラウン首相は英メディアに対し、オバマ氏と世界経済の再建について話し合うとコメント。双方は会談後の記者会見で、先進国と発展途上国が共通ルールに従って共に協力し、経済を刺激していく考えを示した。また数カ月以内に金融業を管理・整頓する世界各国との新たな協議を結びたいとした。

 ▽訪米により米英の「特別な関係」を誇示

 中国社会科学院米国研究所の劉衛東・副研究員によると、ブラウン首相の今回の訪米は、米英の「特別な関係」を確認するほかに、4月初めにロンドンで開催予定の金融サミット(G20)と密接な関係がある。ロンドンサミットの主な議題は世界経済の回復を後押しすること。先日英国は独自の計画を打ち出したが、この成功は米国が協力するかにかかっている。またブラウン首相は訪米を通じて国内の支持率を上げたいとも考えている。

 ブラウン首相は、オバマ大統領が就任後初めてホワイトハウスで会談した欧州の首脳となった。米国側は英国が今後もアフガニスタンのテロ対策に重要な役割を発揮することで、タリバンとアルカイダ組織との戦いの勝利を確保したい。

 しかし、ブラウン首相の前には難題が山積している。その1つが、訪米目的の1つ、米国に保護貿易主義を放棄させる説得だが、ある意味ではオバマ氏ではなく、米国議会がブラウン首相の説得成功のカギを握っている。第2に、米国が本当に必要なのは、英国が提案した議事日程計画ではなく、積極的な協力・協調だ。米英は「特別な関係」にはあるが、主役争いによる摩擦は避けられない。第3に、フランスとドイツは英国主導の欧州経済回復計画に従うはずがない。フランスのサルコジ大統領はかつてブラウン首相の減税による経済刺激策は実際に見合っていないと批判しているし、ドイツのメルケル首相も同じく英国に黙って追従しないだろう。第4に、ブラウン首相はオバマ大統領の支持を得るために、アフガニスタンへの増兵を交換条件として約束しなければならないが、この件に関して英国各界から認可を得るのは難しいだろう。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年3月5日

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