温家宝総理と朝鮮首相が会談、6カ国協議の積極推進など4提案
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人民大会堂で金首相を歓迎する温総理 |
温家宝総理は18日、朝鮮の金英日首相と北京の人民大会堂で会談した。両首脳は、親しく友好的で、率直かつ誠意ある雰囲気の中、中朝関係や関心を共有する国際・地域問題について幅広く、踏み込んで意見交換した。
温総理は冒頭、金首相が中朝国交樹立60周年の際に訪中し、「中朝友好年」の開幕式に出席することへの歓迎を表明。「近年来、両国のハイレベル交流は頻繁で、経済貿易協力は不断に拡大し、人的・文化的交流は日増しに活発化しており、両国は国際・地域問題において緊密な協調と協力を維持し、朝鮮半島と北東アジアの平和・安定の維持のために積極的な貢献を果たしている」と指摘した。
温総理はまた、次の4つの提案を示した。
(1)ハイレベル交流を継続し、両国関係の政治的基盤を固める。
(2)実務協力を深め、共同発展を実現する。中国は朝鮮側と協調を強化し、柔軟で多様なやり方を通じて、貿易投資・エネルギー鉱山開発・インフラ建設の推進において一層の成果を得ることを望んでいる。
(3)人的・文化的交流を緊密化し、「中朝友好年」活動を重点的に成し遂げ、両国人民の友情を深め、両国関係の発展に新たな活力を注ぐ。
(4)重大な国際・地域問題における意思疎通と協力を強化し、6カ国協議を積極的に推進する。中国は朝鮮半島の非核化実現のために引き続き建設的な役割を発揮することを望んでいる。
金首相は「朝鮮は朝中の伝統的友情を非常に重視し、両国人民にとって貴重な財産だと考えている。『朝中友好年』の開催を契機に、各分野での友好協力を一層強化していきたい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2009年3月19日