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更新時間:14:32 Apr 02 2009

日本でミサイル迎撃の成否が議論に

 日本政府高官が朝鮮の「ミサイル」迎撃は困難との認識を示した後、中曽根弘文外相も24日、会見の中でこれを認める考えを漏らした。一方、他の高官はミサイル防衛(MD)システムの有効性を肯定する発言を次々に表明している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 ■迎撃不能

 ある匿名の政府高官は23日、日本メディアに対し、朝鮮の「ミサイル」の迎撃について「こちらの鉄砲から撃った弾を別の鉄砲が撃った弾に当てることは不可能」であるのと同じようなものだと語った。日本の「スタンダード・ミサイル3(SM3)」による迎撃実験の成功については、事前に準備されたからであり、朝鮮が突然発射した場合、日本に迎撃するすべはなく、浜田靖一防衛相が麻生太郎首相に報告している間に「ミサイル」はすでに日本に到達していると述べた。

 この発言について中曽根外相は24日の会見で「難しいのは事実だ。やったことがない。どういう形でどういう風に飛んできて、どこへ飛んでいくのか、われわれにはわからない」と述べた。

 朝鮮宇宙空間技術委員会の報道官は先月24日、実験通信衛星「光明星2号」をキャリアロケット「銀河2号」で打ち上げると発表した。日本は発射されるのはミサイルだろうと懸念している。

 国際民間航空機関(ICAO)と国際海事機関(IMO)は朝鮮側の通告に基づき、衛星は4月4日から8日の間に発射され、日本海と日本の東側の太平洋の2カ所が航空機と船舶にとって「危険区」になると発表した。日本政府はすでに朝鮮に発射計画の中止を求めているが、朝鮮側は衛星の発射は固有の権利だとしている。

 ■問題ない

 浜田防衛相と河村建夫内閣官房長官は23日の会見で、迎撃不能との見解に反論した。浜田防衛相は「十分な準備をしてきており、そのような状況になるとは考えていない」と述べた。河村内閣官房長官は「政府はすでにさまざまな事態を想定しており、発生した状況に対して正しい対応を行い、国民の安全を確保するために最大限の努力を尽くす。懸念するようなことはないと思う」と述べた。

 ■迎撃できるのか

 日本が配備しているMDシステムは二段構えだ。最初の防御線はイージス駆逐艦に配備されたSM3で、大気圏外の迎撃を担当する。失敗した場合、地上のパトリオット・ミサイル3(PAC3)で迎撃を行う。日本はすでに2回、海上迎撃実験を行っている。07年12月の実験ではイージス艦「こんごう」がハワイ沖で模擬ミサイルの迎撃に成功したが、昨年11月の実験では「ちょうかい」がミサイル迎撃に失敗した。昨年9月には、PAC3による迎撃実験に成功した。

 日本メディアは24日、ブースターなどロケットの部品が日本に落下する事態に備え、浜松基地のPAC3を秋田県と岩手県に移すことを防衛省が決定したことを報じた。このほか、横須賀港を母港とするイージスBMD艦「ステザム」も23日、青森港に入港した。共同通信は今月初め、防衛省高官の話を引用して、万一に備え「ちょうかい」と「こんごう」を日本海に展開することを検討していると報じた。

 米戦略国際問題研究所(CSIS)パシフィック・フォーラム代表のラルフ・コッサ氏は「日本にはロケットの残骸を迎撃する能力があるが、迎撃できるか否かは発射後までわからない。基本的に、実戦によるテストを経ていないシステムだ」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年3月25日

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