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日本最大野党、戦いを前に代表交代

 日本の民主党の小沢一郎代表が11日午後、正式に辞任を表明した。最大野党の代表が総選挙を前に交代したことで、日本の政界にはまた変数が増えた。

 小沢氏の辞任には党内的な理由が2つある。1つは党内の混乱を回避し、凝集力を高めるためだ。今年3月3日、東京地検特捜部は「政治資金規正法」違反の疑いで、小沢氏の公設第一秘書である大久保隆規容疑者を逮捕した。民主党の一部は、これにより党のイメージが損なわれ、選挙の勝算が大きく減ったと考え、小沢氏に早期辞任を要求。今週強硬な手段に出るとも表明していた。もう1つは、総選挙に勝利し、政権交替を実現するためだ。現在の衆議院議員の任期は9月10日まで。昨年9月の麻生内閣の成立から今年4月までの間に、各メディアが繰り返し行った世論調査では、与党の自民党より野党の民主党の方が明らかに優勢だった。麻生内閣の支持率も20%未満にまで低下していた。だが小沢氏の秘書が逮捕されると、自民党が攻勢に転じ、民主党は受け身になった。4月と5月上旬の世論調査では、内閣支持率と自民党支持率は明らかな回復を見せた。小沢氏は3月10日の記者会見で、自らが辞任するか否かの判断は、選挙での民主党の勝利にマイナスの影響を与えるか否かによって決めると表明した。このところ、そのマイナスの影響が日増しに顕著になり、小沢氏はこれ以上先延ばしするわけにはいかなくなった。

 小沢氏の辞任は、日本の政界にどのような影響をもたらすだろうか。まず民主党としては、小沢氏の後任を早急に選ばなければならない。誰が後任になろうと、少なくとも小沢氏の秘書逮捕によるマイナスの影響は軽減することができる。重要なのは、新たな代表が多くの派閥を抱える民主党を御し、総選挙に向けて体勢を立て直すことができるか否かだ。次に自民党としては、小沢氏の留任を利用して総選挙での勝算を高めようとの、本来の楽観的な戦略の再調整が必要となった。民主党の新たな代表がイメージを刷新し、自民党が相対的に見劣りするようになった場合、党内の「反麻生」勢力が息を吹き返す可能性がある。さらに小沢氏個人について言えば、1993年に政治改革をスローガンに自民党を離党してからの16年間、合従連衡し、一度は連立政権を実現した、政界の風雲児ともいうべき人物だが、今年66歳の小沢氏が首相の玉座に就く機会はおそらくもうないだろう。「小沢時代」は間もなく幕を下ろす。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年5月12日

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