プーチン首相、日本の4島返還攻勢を一手で解かす
「中国新聞網」によると、マレーシアの中国語紙「中国報」は14日付の記事で、「プーチン首相がこのほど笑顔を浮かべて日本を訪れた。プーチン首相は、相手を知り自らを通す政治的手腕の達人であり、4島返還に向けた日本の攻勢を、一手でまた解かせてしまった」と報じた。以下はその抜粋。
プーチン首相が笑顔を浮かべて日本を訪れた。ロシアにビジネスチャンスをもたらすためだ。現任のロシア首相が日本でスマイル攻勢を展開した。その訪問が、経済成長に向けた出路を求めてのものであることは、普通の人にも見てとれる。
日本政府はプーチン首相を高い待遇でもてなした。ロシアから資源およびビジネスチャンスを手に入れることを期待してのほか、ロシアに持ち去られた北方4島を取り返す意図もあった。
ロシアには豊富な石油や天然ガスがある。まさしく日本が最も差し迫って必要としている資源だ。ロシアはもともと石油や天然ガスの力で豊かになったのだが、世界金融危機で深手を負ったことで、石油や天然ガスがあっても経済危機によるつまづきを避けられないことに気づいた。
日本も金融危機で損害を被ったが、各国と比べると、依然持ちこたえている唯一の先進国であり、大金融企業が群れを成して国民の税金による延命を待つという惨状にも至っていない。
ロシアは近隣の大国であるインドに対しては、政治動向が変化する可能性に加え、台頭してきていることから、今後は従来ほど親しく付き合うことはないだろう。ロシアは勢力均衡の外交構造をより積極的に構築せざるを得ず、インドと波風の立たないつきあいを維持すると同時に、日本との政治・経済関係を強化することが、ロシアにとって長期的にプラスとなる。
日本政府の考えもロシアと似ており、ロシアとはつきあいを強化し、インドなど近隣の大国との長期的な関係ではより弾力性ある対応を取るのが好都合だ。
プーチン首相は日本に着くなり「領土問題は外交の管轄であり、外交権はメドベージェフ大統領にある。内政を管轄する首相であるわたしには処理できない」と発言した。この発言でもう、プーチン首相は北方4島について議論する責任を振り払った。
「秘密警察」出身のプーチン首相は、相手を知り自らを通す政治的手腕の達人であり、4島返還に向けた日本の攻勢を、一手でまた解かせてしまった。日本の麻生太郎首相は7月にイタリアで行われる先進国首脳会議まで領土問題を先送りするほかなかった。そこでメドベージェフ大統領と議論することになる。
4島の面積はシンガポール8個分に相当し、日本人の住民を追い出し、1万7000人のロシア人が居住している。メンツのためにも、資源のためにも、戦略的観点からも、ロシアに4島を返還させるのは、今のところ不可能だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2009年5月15日










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