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なお険しい鳩山氏の政権獲得への道

 62歳の鳩山由紀夫氏が16日、日本最大の野党である民主党の新代表に当選した。近く実施される衆院選で民主党が勝利した場合、日本の新首相となることが、過去の代表選と違うところだ。このため現地メディアは、「これまでで最も首相の座に近づいた代表」と鳩山氏を呼んでいる。

 鳩山氏は17日、代表である自らに加え、小沢一郎、菅直人、輿石東の3氏を代表代行、岡田克也氏を幹事長とする党指導部により、政権交代の実現に向けて一致協力すると表明した。

 日本の政局の現状を見ると、麻生内閣の支持率は最近回復を見せたとはいえ、依然、福田内閣末期の支持率にも達していない。最近実施された、衆院選の投票意向に関する世論調査でも、民主党が依然として自民党をリードしている。代表選終了後、共同通信社が実施した全国緊急電話世論調査では、鳩山氏が「首相にふさわしい」との回答は43.6%に達し、麻生首相を11.6ポイント上回った。4月下旬の調査では、麻生首相は民主党の前代表・小沢氏を13.7ポイントリードしていた。民主党の代表交代は明らかに良い効果をもたらしている。民主党に与党になる勢いがあるとはいえ、鳩山氏の首相の座への道はなお険しく、目下3つの大きな課題に直面している。

 第1に、党内の団結をいかに実現するかだ。小沢前代表は辞任時、その目的が党内団結にあることを明確に表明した。今回の選挙では鳩山幹事長が124票、岡田副代表が95票と、ほぼ党内を二分した。鳩山氏と岡田氏は小沢前代表との距離が異なる2つの党内勢力を代表しているとメディアは指摘する。鳩山氏が民主党の結束を高められなかった場合、戦わずして自ら選挙に敗れることになる。鳩山氏は17日、「代表選で岡田氏は95票を獲得した。党内の団結を図るため、人事調整において岡田氏の支持者の意見を反映する必要がある」と述べ、岡田氏を幹事長などの要職につける考えを表明した。小沢氏の支持者がまだ党内に少なからずいることを考慮し、小沢氏を選挙担当の要職につけてその手腕を発揮させる考えも明らかにした。

 第2に、民主党のイメージをいかに改善するかだ。1つには、小沢氏秘書の逮捕など政治献金事件によるマイナスの影響を脱する必要がある。世論調査では多くの人が、小沢氏は自らが関わる事件についてまだはっきりとした説明をしていないと考えている。この件をはっきりさせない場合、民主党のイメージへの影響は必至だ。また、新指導体制は小沢前代表の「傀儡政権」であり「清新感がない」との見方がある。代表選は世論の小沢批判を払拭しきれておらず、民主党内に小沢依存がまだ残っていることも否定できない。鳩山氏は小沢路線を捨てると表明した。鳩山氏にとっては、「小沢氏に操られている」「二重権力だ」などの批判をどのようにしてかわすかが難しい問題となってくる。

 第3に、麻生首相との違いをどう示すかだ。鳩山氏と麻生首相は共に政治家の家に生まれた。鳩山氏の祖父の鳩山一郎と麻生首相の外祖父の吉田茂は共に首相経験者で、政敵として熾烈な権力闘争を繰り広げたことがある。鳩山一郎は1946年に政権獲得を目前にしたが、GHQによる公職追放措置を受け、吉田茂が代わりに首相となった。追放解除後、鳩山は吉田内閣に退陣を迫る競争相手となった。現地メディアは、2人の孫たちも勝敗を決そうとしていると指摘する。鳩山由紀夫氏を代表とする民主党は、社会保障、経済振興、雇用拡大、議員の世襲制限、汚職取締りなどの政策で、麻生首相率いる自民党よりポイントを稼がなければ、民心を掴み、選挙に勝ち、その政権戦略を実現することはできない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年5月18日

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