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齋藤総領事 新設総領事館として青島を選んだ理由

 雑誌『人民中国』が主催する2009年中日経済交流会がこのほど、山東省の青島市で開催された。在青島日本国総領事齋藤法雄氏が同交流会に出席し、会議の後「チャイナネット」記者の独占インタビューに答えた。

 --新設総領事館として青島を選んだ理由は。

 ・青島に総領事館をつくるということは数年前から検討されてきました。日本にとって、文化的にも経済的にも非常に密接な関係にある山東省、その中でも、沿海都市として目覚しい経済発展を遂げている青島市は、その玄関口として特に重要な位置にあります。山東省の経済力は、GDPにおいて中国国内で広東省に次ぐものであり、日本との往来も盛んで、多くの日系企業が進出しております。こうした中で、いろいろな日本国内の調整を経て、本年一月開館の運びとなりました。

 --青島の将来性や期待されることは。

 ・経済面や文化面、多方面に亘って潜在力はとても大きいと思います。山東省は、文化面では、日本人にとってなじみのある、孔子や孫子、それに諸葛孔明を始めとする歴史人物縁の名所旧跡がたくさんあり、魅力的な豊富な観光資源を有しており、その中で青島は山東省観光の拠点となりえます。最も大きい点は経済的な面です。何といっても日本に近いことが有利なところでしょう。これだけ近いと頻繁に往来ができ、ビジネス的にも素早い対応がとれます。中国中で一番日本に近い山東省、しかも、経済力・人材・天然資源が豊かですので、日本との経済協力の潜在力は群を抜いていると思います。

 --過去6ヶ月の業務について。

 ・在青島総領事館は山東省全域を管轄しております。一月開館以来、日本総領事館の開館を広くお知らせするために、省政府はじめ省内各地の地方政府の指導者を訪問し、加えて現地の日系企業を視察しております。それらを通して山東省各地の現状を自分自身の目で把握理解に努めている最中です。今後については、今秋、日本の若者文化を取り上げ,『青島日本祭り(ジャパンフェスタ)』を青島日本人会とともに計画しております。日本の若者の最先端の文化を皆さんに紹介したいと思っております。これまでは日本祭というと、歌舞伎や生け花、茶道等の伝統文化が取り上げられてきましたが、新しい時代・流行をリードするのは若者ですから、これからは、できるだけ日本の若者文化を青島の若い皆さんに知っていただいて、日本へ行ってみたいな、日本のことを知りたいな等日本に関心を持っていただけるような日本文化の紹介をしていきたいと思います。

 また、旅券やビザの業務が秋以降開始されれば、北京まで足を運ばずとも青島で取得できるようになりますので、山東省の日中の皆様にはこれまでより格段な便利を提供できると確信いたしております。こうした領事業務を通しまして、日中の往来の促進に努めたいと思います。

 --青島に来るまでのお仕事との違う点について。

 ・私は北京にある日本大使館で何度か勤務いたして参りました。大使館の仕事は常に国を代表しての交渉ですので、どうしても対立する面は避けられませんので、厳しいものがありました。地方では政治的な対立の局面よりも、経済・ビジネスや友好交流関係ですので、お互いがウィン・ウィンの関係を築きやすいと思います。今は、日中の政治的雰囲気が改善されつつあり、この時期に青島で総領事館が開館し仕事を始められたことは、非常に「天の時」と思っています。山東人はとても正直で日本人の気質に似た面があり、「人の和」を得やすく、距離が日本に最も近いという「地の利」をもつ、ここ青島で総領事館開館の仕事を任された事を大変光栄に思っております。

 --国際金融危機の影響について。

 ・青島に来て一番耳にしたことは、世界的金融危機の影響よりも、昨年の餃子事件以来の日本向け輸出の厳しさです。その上の世界的金融危機ですから、日系企業は大変なご苦労をされております。各企業は大変な努力を重ね、従業員の大量解雇や夜逃げというような信用失墜行為をせず、法律をきちんと守り、従業員の利益や長期的に安定した雇用関係のために日系企業はがんばっていると思います。

 --日本の方に青島を紹介されるとしたら、一番印象的なものは何でしょうか。

 ・青島を表す有名な言葉ー「赤い屋根・緑の木々・紺碧の海・青い空」ー美しい自然と文化薫る町、青島。歴史的町並みのを大事に保存しつつ、オリンピックヨット会場や高層ビル等近代的な建物と共存する町です。日本人の大好きな歴史的史跡をたくさん抱える山東省の玄関口として、大いにPRして行きたいと思います。

 ・また、昨秋には、青島日本人学校の新校舎も完成し、ご家族を伴っての長期滞在のかたがたにも安心して暮らせる環境が整ってまいりましたので、日系企業の誘致や投資についても明るい展望が開けてきたと思います。

 「チャイナネット」2009年6月23日

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