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インドはなぜ狂ったように武器を購入するのか

 インド国防省が先日発表した報告は、同国がすでに世界最大の武器輸入国であり、毎年60億ドル余りを海外からの武器購入に費やしていることを明らかにしている。この毎年数十億ドルもの「巨大なパイ」を前に、世界の戦闘機メーカー6社も垂涎し、インド空軍の戦闘機126機、100億ドル相当の発注を奪い合っている。

 8月15日には、米ボーイング社の戦闘機F-18E/F2機の試験飛行が、インド南部・バンガロールの空軍基地で行われた。米ロッキード・マーティン社の戦闘機F-16C/D、フランスの新型戦闘機「ラファール」、欧州4カ国が共同開発した新型戦闘機「タイフーン」、スウェーデンの戦闘機JAS39「グリペン」なども、続々とインドで試験飛行を行い、発注争奪戦を演じている。

 戦闘機の大口購入から、武器購入におけるインドの気前の良さがわかる。インド政府は現在、巨額の資金を投じて軍隊の改造に取り組んでいる。インド財務省は今年度の予算で軍事費を大幅に引き上げた。その総額は前年度比25%増と急増している。陸海空軍は2012年までに300億ドル相当の武器を海外から購入する計画だ。購入予算の増大のほか、インドは最近、原子力潜水艦でも大きな動きを見せた。インド初の国産原子力潜水艦の進水式が7月26日にベンガル湾の海軍基地で行われた。排水量約6000トン、建造費29億ドル、最大射程700キロ以上の弾道ミサイルが搭載可能で、2011年に就役する予定だ。現在、インド海軍は航空母艦1隻、ミサイル駆逐艦8隻、護衛艦約40隻、潜水艦16隻、そして大量の補助軍艦を保有する。陸軍と空軍の近代化も急速に進んでいる。インド陸軍は近代的な武器・装備を常に配備しており、彼らが最も重視するのは戦車だ。インド陸軍は現在、4000両を超える世界最大の主力戦車群を保有している。インド空軍は作戦機1000機以上を保有し、さらに戦闘機を拡充し続けている。

 インドの急速な軍備拡張には2つの主要原因がある。第1にテロ対策、第2に軍拡競争だ。昨年のムンバイ同時多発テロの暗雲がまだ晴れない中、インド政府は、新たなテロ攻撃への警戒を強調している。また、隣国パキスタンなどとの関係も常に緊張しており、軍備強化は確実に相手国への圧力となる。

 度重なるインドの動きは、パキスタン側にも警戒を引き起こしている。パキスタン海軍の報道官はインドの原子力潜水艦開発について、「地域全体の安定を破壊し、南アジア地域の平和と勢力の均衡を脅かすものであり、新たな軍拡競争を引き起こすだろう」と指摘している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年8月19日

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