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再説:中国が世界に献上できるもの

 中国は世界に何を献上できるのか。これは私たちが真剣に考える必要のある大問題である。わたしは「望海楼」欄に、「私たちは調和世界構築の理念、平和発展路線と利益共有という方針の堅持を世界に献上することができる。これらはもちろん、世界が必要としているものだ。長期的に見れば、私たちが世界に献上できる最たるものは、やはり中華文化かもしれない」と書いた。<文:本紙特約評論員・呉建民(外交学院教授、欧州科学院会員・副院長)>

 西側文化は過去数世紀来、世界に大きな貢献をし、世界の進歩に多大な役割を果たしてきた。だがどの文化も完全無欠ではなく、長所と短所がある。善と悪、美と醜、正統と異端、天国と地獄、これらはみな水と火のように相容れず、一方が必ずもう一方を消滅させなければならないものだ。文化が観念を決定し、観念が行為を決定する。このため、西側世界は上昇・発展していく過程の中で、対外関係の処理において、多くの苦難・問題・面倒も世界にもたらした。西洋人は世界へ進出する際、自分たちが文明の使命を担っていると考え、他者を改造しようとし、自分たちに従って歩み、自分たちのやり方を学ぶよう求め、さもなければ大逆無道であるとして、相手を叩き、制裁を課し、はなはだしくは消滅させようとしてきた。この意味において、現在世界が抱える問題は、相当程度において、西側文化の短所と関係があるのだ。

 米国のブッシュ前大統領は対テロ戦争を発動する際、「これは十字軍の東征だ」と発言して、イスラム世界を騒然とさせた。「イスラム・テロ」という彼の表現も、全世界のムスリムを非常に憤らせた。ブッシュ政権が掲げた「大中東民主化計画」は、おおよそ中東諸国を米国式の民主国家に改造しようというものだった。今日の西側世界のメディアに再び目を向けると、他国の事柄を報道する際、往々にして大上段な口調で、人をあごで使うようで、まるで世界の裁判官。こうやるのは違う、ああやるのは違うと、気の向くままに他者を非難している。時には正しい事を言っているかもしれないが、常にこうした口調なので、すぐ皆に反感を引き起こす。中国のネットユーザーは西側メディアの報道にしょっちゅう憤慨している。だが、中国メディアの海外報道を見てみると、プラスの情報が大量にある。わたしは施燕華と共に「フランスでの外交生活」という本を書いた。この本を読んだ中国語のわかるフランス人は「あなたのこの本は全篇、フランスへの批判がないばかりか、フランスでの良い思い出や良い物事をたくさん書いている。フランス人が中国の事を書いたら、こんな書き方にはならないでしょう」とわたしに言った。

 中華文化と西側文化には多くの類似点と相違点がある。中国人は2千年以上前に「和して同ぜず」の思想を打ち出した。世界は多種多様であり、1つの国の中にもさまざまな文化があることを私たちは知っている。文化的な多様性に消滅という道はない。和して同ぜず、受け入れて同ぜず、互いに参考にし、調和共存することが、最良の道だ。

 中華文化は世界唯一の、中断したことのない古い文明だ。中華文化はなぜかくも長命で、かくも活力に富むのか。中華文明が時代と共に進歩するものであり、積極的に世界のさまざまな文化の養分を吸収して自らを豊かにすること、開かれたものであり閉鎖的ではないこと、寛容であり排他的ではないことが、その根本的原因だ。中華文化は東洋文化の一部であり、アジアの台頭に伴い、東洋文化・中華文化が世界に対してさらに大きな貢献をする時が来るだろう。

 21世紀、世界に対する私たちの最大の貢献は、メイド・イン・チャイナではなく、中華文化かもしれない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年8月24日

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