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民主党政権 日本の変化と不変

            中国社会科学院日本研究所政治室研究員 王屏

 民意で政権を獲得した民主党

 歴史を変えた日本の総選挙が終わり、野党は340議席、与党は140議席を獲得した。民主党は単独で308議席を確保し、2005年に行われた衆院選の115議席をはるかに超えたが、自民党は119議席でと前回の300席にははるかに及ばなかった。

 今回、自民党が惨敗した直接的な原因は、もともと自民党を支持していた有権者の3分の1が民主党支持に変わったことにあるだろう。国民の新しいものと変化を求める意識は、民主党に抱負を発揮させるチャンスを与えた。そして「人々の向かうところ」以外にも、選挙技術に工夫を凝らしたことも勝利の一つだろう。

 民主党は民意に従って政権を獲得したが、政権の道は必ずしも平坦なものではない。官僚の公務を調整し、日本を変革する任務は重くて遠い。そのため私たちは弁証法的に、日本の将来の内政や外交の動向を見る必要があり、内政面では「変化の中の不変」、外交面では「不変の中の変化」が見える。

 民主党の派閥政治

 「変化の中の不変」とはいったいどんな意味だろうか。民主党は必ず日本の官僚制度を「大掃除」して、人事組織の配置から思想やでの日本の官僚政治を改革するだろう。これは変化だが、日本の伝統的な政治文化の上に出来上がった派閥政治は、近代以降の日本政治の伝統であり、これがなくなることは決してない。派閥政治が自民党政治の主な表現形式だったように、民主党の派閥政治も政権時間が延長されるに従って強まるに違いない。これは「変化の中の不変」だ。

 現在、民主党内には20人前後で構成された9つの派閥がある。議席の大幅な増加で各派閥の人数も増えるだろう。そして特に注目されているのが、選挙中に約120人が集まった小沢派の「一新会」だ。

 もちろん小沢氏は権力よりも政治理念をより重視している。組閣時に小沢氏は入閣するつもりはなく、今の代表代行の立場をしっかりと守り、来年の参院選の準備をするという。小沢氏の特徴は「楽屋裏の英雄」である。

 米国との「対等」、中国との「共存」、そして「アジア重視」

 では「不変の中の変化」とはなんだろうか。民主党は外交安全上で引き続き日米同盟を維持しなければならないとしている。日米関係がたとえ日本外交の「基軸」ではなく「基礎」であっても、これは変わらない。

 しかし国の独立を主張し、「外交立国」を強調する外交安全政策には、明らかに民主党の特徴が見える。つまりそれは米国との対等性を堅持し、在日米軍基地の範囲の縮小や、「思いやり予算」の削減、廃止である。米国との「対等」、中国との「共存」、「アジア重視」は、今後、鳩山内閣の外交政策の主な特徴になるだろう。これは「不変の中の変化」である。

 民主党政権が直面する変化と不変は、中日関係に著しい変化はもたらさないが、民主党は自民党に比べてより率直に自らの政策を主張する可能性があり、国の具体的な利益問題に及んだ場合は、両国は絶えず交渉をしなければならないだろう。そのため両国政府や国民の相互交流や相互信頼の強化はきわめて重要である。

 「チャイナネット」 2009年9月3日

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