オバマ米大統領、中国青年との対話集会に出席
米国は中国が強大になり、繁栄し、成功することを歓迎する![]() |
中国を公式訪問中のオバマ米大統領は16日、上海で中国の青年との対話集会に臨んだ。
オバマ大統領は「中国は悠久の歴史と広範で奥深い文化を持ち、今や斬新な発展の相貌で21世紀に踏み出し、国際社会で重要な役割を果たしている。わたしは初の中国訪問に、とても興奮している。今回の訪問を通じて、中国に対する理解が深まることに期待している」と述べた。
オバマ大統領は米中関係の発展の歴史を振り返り「国交樹立から30年で、両国関係は長足の進展を遂げ、双方の交流や結びつきは日に日に緊密化している。両国は積極的・協力的・包括的関係の発展にともに尽力しており、これによって、重大な世界的問題の解決における双方の協力に、大きな扉が開かれた。これには経済回復、クリーンエネルギー開発、気候変動対策、核不拡散、アジアと世界の平和・安定の促進などが含まれる」と指摘。
また「米中関係は現在、共通利益と相互尊重を基礎に不断に前進している。双方間の溝については、誠意ある対話を通じて、相互理解を深めるべきだ。米国は中国を封じ込めようとはしない。米国は中国が強大になり、繁栄し、成功することを歓迎する」と表明した。
台湾問題に関しては「米国は『1つの中国』政策を完全に支持している。この政策は明確なもので、これを変えることはない。両岸関係が引き続き平和的に発展することを希望する」と述べた。
オバマ大統領は「青年は米中関係の未来だ。両国の青年が交流を強化することを希望する」と述べた。
オバマ大統領はまた、会場からの質問やインターネットを通じて寄せられた質問に答えた。
対話集会は復旦大学の楊玉良学長が主催し、8大学400人余りの学生が出席した。(編集NA)
「人民網日本語版」2009年11月17日