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西側の「中国モデル」論に中国の学者が反論

 19日に北京で開催された中国とEUの戦略的パートナーシップに関するシンポジウムで、中国側の学者は「中国の発展路線を論評する際に国際社会が使う『中国モデル』論は事実と合わない」と表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 中国共産党中央党校の李君如・元副校長は「中国の各面の体制はまだ完全に定型化しておらず、模索の過程にある。『モデル』という表現はそれが定型である疑いを持たせる。これは事実と合わないし、とても危険でもある。わたしは『中国モデル』ではなく、『中国の特色』という表現に賛成する」と述べた。

 「中国モデル」という西側の表現は、米国の中国問題専門家、ジョシュア・クーパー・ラモ氏が04年に発表した「北京コンセンサス」に端を発する。これは、中国の発展モデルは、中国の国情と社会的需要に適合した、公正で質の高い成長を求める発展の道であり、努力と自発的革新、国家の主権と権利の死守、漸進的、エネルギー集積などの特徴があるとの考え方だ。

 「その実、『北京コンセンサス』という言葉は北京が打ち出したものではないし、『中国モデル』も中国が打ち出したものではない」と指摘するのは、全国政協外事委員会の趙啓正主任。「『モデル』という言葉には模範を示すという含意があるが、中国にその考えはない。だからわたしは中国の発展については『中国ケース』という表現をより支持する」----。

 李氏は「われわれは『中国モデル』ではなく『中国の特色』を強調している。『モデル』という言葉は、手本となったり、それを他国に売り込もうとする疑いを持たせる。われわれは、中国の実情に立って、中国の難題を解決する道を模索しているのであって、われわれの『モデル』を国外に売り込んだり輸出したりしようとしているのではない」と強調した。

 趙氏も「『中国モデル』を輸出しようとするいかなる意図も中国にはない。中国が欧米諸国の経済・社会発展の手法の一部を参考にするのと同じように、ある発展途上国は中国の改革開放の手法の一部を参考にしようとする。グローバル化のうねりの中では、これは自然なことだ」「中国は現在、中国の特色ある社会主義初級段階にあり、なお長期間、実践の中での改善を必要としている。今世紀中頃、中国は中等先進国レベルに達し、『中国モデル』への自らの認識をようやく深めることができるかもしれない」と指摘した。

 李氏は「国際社会は、中国の発展にいくつか特色があることを理由に、過剰反応してはならない。『中国モデル』を騒ぎ立てるのではなく、中国の発展ノウハウや中国の体制の特色を、事実に基づいて正しく研究するべきだ」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年11月20日

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