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米シンクタンク:中国の沿岸警備力は米日に遥かに劣る

中国海警に引き継がれた海軍の退役護衛艦

 米国の著名シンクタンク・ジェームズタウン財団は19日、「今日の中国はすでに海洋大国への道を歩んでいるが、沿岸警備力の整備は極めて後れており、米日などの強大で効率的な沿岸警備隊とは強いコントラストをなしている」との論文を発表した。「東方網」が伝えた。

 ■中国には海事執行機関が5つある

 同論文は「現在中国には、海事執行機関が少なくとも5つある。このうち最大規模、かつ最もよく知られているものが中国公安辺防海警部隊(中国海警)だが、これは少なくとも現在のところ、全海事執行機関の中で唯一の、武装艦艇保有機関となっている。中国海警の主要任務は犯罪の取締りで、海賊やテロ対策の重任を担っている」と指摘する。

 海事管理面では、中国交通部管轄の海事局や国家海洋局管轄の中国海監が、中国海警と同様の影響力を持っている。こうした機関は、新型巡視船の配備を急ぎ、固定翼機やヘリコプターの配備も開始していることなどで、高い威信を誇っている。中国海監の主要任務は排他的経済水域(EEZ)の巡視、および広大な沿海区域の環境破壊の防止だ。その他、海事管理に関わる数多くの機関の中では、中国税関総署が密輸取締りで重要な役割を演じ、公安部と合同で違法薬物の輸送・販売の取締りも行っている。

 ■中国海警と米日沿岸警備隊は実力面で大きな開き

 沿岸警備隊と海軍の任務の重複は中国では新しい概念だが、中国の海洋戦略家は、多くの国々の沿岸警備隊はいずれも国家の安全に関わる任務を執行していると見ている。実際、今年6月には中国国防大学の研究者が、中国の沿岸警備隊の大型巡視船は遠洋作戦を遂行するための改造が容易だし、小型・中型巡視船も防御的な機雷敷設など沿岸防衛支援を行うことができると指摘した。

 中国の海事アナリストにとって、中国の海事執行・管理能力の抱える問題ははっきりしている。一般に人々は、中国のこの分野での能力はその海事発展の規模とは釣り合いが取れていないと考えている。中国寧波海岸防衛学院は06年に「われわれの現在の海事執行力は、大国としてのわれわれの地位やイメージとは釣り合わないものだ」「現在、海事執行船は主に500トン以下の小型巡視船で構成されている。その上、艦載ヘリコプターの数も海事執行のニーズを完全に満たすには程遠い」と指摘する論文を発表した。

 論文はまた「これと対照的なのが、他の太平洋諸国で、特に米国と日本は共に強大かつ有効な沿岸警備力を保有している。中国の海事アナリストもこの開きをはっきりと認識している。現在、米国の沿岸警備隊は各種の航空機を250機配備し、日本の沿岸警備隊も航空機を約75機配備している。中国は航空力が比較的未整備で、沿岸警備隊に配備された航空機も計30機を超えない」「航空機は長距離巡視に極めて重要であるのみならず、複雑な救援状況の下でも不可欠だ。以上の数字は、中国と他の主要なアジア太平洋諸国との間に、沿岸警備力の面で大きな開きがあることを示している」と指摘している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年11月24日

海警1003艦
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