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英国、組閣作業が難航

 英国のブラウン首相(労働党)は9月の党大会までに党首を辞任する考えを示した。保守党と自由民主党も連立政権の大枠で合意したが、最終的な組閣にいたるには、党上層部の持ち帰った合意内容を議員間で議論する必要がある。しかもブラウン首相は労働党と自由民主党の正式協議にも含みを持たせている。このため一体誰が次期政権を組閣することになるのか、依然見通しがつかない。

 現在のところ保守党、労働党ともに、右にも左にも進みにくい状況にある。単独組閣も連立政権づくりも難しいのだ。自由民主党も実は気楽ではない。労働党との協力はやや容易だが、連立政権を組んでも政権基盤が弱く、長期的にどれほどの利点があるのかわからない。保守党との協力は魅力的だが、船出が容易でない。専門家は「クレッグ党首は党内の障害に加え、有権者の怒りを買う危険性もある」と警告する。未来の選択を少しでも誤れば、今回の総選挙が「自由民主党の終わり」になる可能性が高いというのだ。

 結局、英国の政治はやはり利益ゲームだ。各党は最後は「値段の良し悪し」に基づき決断を下すことになる。キャメロン党首の保守党が政権についても、ブラウン首相の労働党が続投しても、「もろい結婚」によって成立する次期政権は、短命政権に終わる可能性が高い。1964年に小差で勝利したウィルソン党首の労働党は、政権発足から2年後で総選挙を行った。ウィルソン党首は1974年に少数内閣を組んだが、数カ月後にはまた総選挙となった。英ブリストル大学のウェイケム教授(政治学)は「誰が政権につこうと、1年以内に再び総選挙を行わなければならないのは確かだ。はっきりしたことはわからないが、今年秋には再度入れ替えが必要だろう」と指摘する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2010年5月11日

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