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中国--無視できない発展途上国としての属性

 近年、中国の総合的国力の急速な高まりに伴い、国際社会では中国の発展途上国としての属性に疑問を呈する声が増えている。「中国は準超大国だ」「中米2Gが世界を共同統治する」といった論調も絶えず聞こえてくる。

 30年余りの改革開放を経て、中国は経済力が著しく高まり、国際的地位もかつてないほど向上した。これは客観的事実だ。だが、これを根拠に中国の発展途上国としての属性を否定し、「中国はすでに先進国だ」と考えるのだとしたら、それは明らかに誤った判断だ。中国は13億人余りの国民を擁する人口大国だ。中国が先進国の仲間入りしたかどうかを判断するには、総量のみを基準にすることはできないのは明らかであり、むしろ人口1人当たり、構造、効果と利益などの面から評価すべきなのだ。

 中国は経済大国と呼ぶことはできるが、経済強国となるにはまだ程遠い。中国経済は総量は大きいが、1人当たりGDPはわずか3700ドル前後で、世界100位以下だ。中国は貿易大国だが、加工貿易がその半分を占め、輸出製品は労働集約型・資源消費型が中心で、利潤率は低い。中国は「世界の工場」と呼ばれているが、精密機械、高精度部品、新素材などは依然輸入に頼っており、輸出業種中、独自ブランドを持つ企業は20%足らずだ。

 中国国民の生活は全体としてややゆとりのある水準に達したものの、1人1日1ドルという国連の貧困基準に照らすと、中国は1億5000万人の貧困層を抱えていることになる。中国の09年の農村貧困基準である1196元を基に推計すると、農村の貧困層は3597万人で、これはフランスの人口の半数以上に相当する。科学技術、教育、社会保障の水準も先進国とは大きな開きがある。09年の中国の研究開発費は対GDP比1.62%で、他のイノベーション国家に大きく水をあけられている。中国の1人当たり公共教育支出はわずか40ドル余りだが、米国はこの数十倍多い。中国の障害者人口は約8300万人で、これはドイツの総人口に相当する。国連開発計画(UNDP)の09年の「人間開発指数」ランキングで中国はわずか92位で、人間開発中位国に分類された。

 中国は依然発展途上国だが、自らの能力にふさわしい国際的義務を積極的に担い、世界の平和・安定・繁栄に全力を尽くしている。これは誰の目にも明らかだ。「中国は発展途上国を口実に国際的責任を逃れている」との非難は、全く事実を重んじない、無責任なものだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2010年8月11日

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