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小沢一郎氏が民主党代表選に出馬、「全面戦争」へ

当選すれば民主党3人目の首相に

 日本の最大与党・民主党の小沢一郎前幹事長が26日午前、党代表選への出馬を表明した。9月14日に予定される民主党代表選は実質上、日本の首相を決める選挙でもある。小沢氏が当選し首相に就任すれば、民主党にとっては昨年9月の政権交代実現から1年以内で3人目の首相となる。

 3カ月前、政治資金問題などで内閣支持率が低迷したため、鳩山首相は自ら辞任し、「クリーンな民主党」を作るためとして小沢幹事長にも辞任を強いた。今になって鳩山氏が小沢氏の出馬を支持するとは、人々にとって大いに予想外だった。現地メディアは小沢氏が出馬を決意したのは、菅直人首相が「脱小沢」を主張し続けることを引き続き黙認すれば、党内および政界での自らの影響力を完全に失うことになると考えたからだと分析している。

 小沢氏の出馬は民主党内に波瀾を巻き起こし、反対と期待の声が渦巻いている。菅氏の支持者は頻繁な首相交代をしては、自民党と同じになってしまうと強調する。あるベテラン議員は小沢氏の出馬によって代表選は「民主党を二分する血戦になる」と批判し、小沢氏の意図は民主党を崩壊させることにあるのではないかと疑念を呈す。別の議員も「これは全面戦争だ。壮絶な選挙戦は党分裂を招くおそれすらある」と懸念する。

 世論調査では、菅氏の続投を60%以上が支持し、小沢氏の首相就任には80%以上が反対している。党員と党支持者の投票は多数派の民意に左右されやすいが、長年基層組織を運営してきた小沢氏の影響力も軽視できない。「1年生」議員の多くは小沢幹事長時代に当選しており、本能的に小沢氏寄りの傾向がある。だが小沢氏の政治資金問題によって野党からの牽制が強まり、総選挙の前倒しに追い込まれるおそれがある。「1年生」議員は政界での足場が固まっておらず、選挙が早く来ることを心配している。自らの政治生命を延ばすため、菅首相の続投支持に転向する議員もいる。

 小沢氏の出馬表明には自らの力を誇示して菅氏に妥協を強いる狙いがあり、菅氏が選挙前に譲歩・妥協すれば、出馬を取り下げる可能性があると分析する専門家もいる。勝敗の行方がわからないだけでなく、選挙情況すら変化し得るのだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2010年8月27日

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