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西側の政治モデルはコピーすべきでない

 西側の一部勢力およびこれに呼応する一部の者は長年にわたり、政治体制改革の提言にかこつけて、多党制と三権分立を柱とするいわゆる「憲政改革」案を絶えず持ち出し、西側の民主・自由・人権を喧伝し、人々の耳目を惑わし、中国共産党による指導と社会主義制度を攻撃してきた。総括すると、われわれは西側の政治制度を模倣すべきであり、西側の「政権交代」「三権分立」「議会制民主主義」は最良のものであり、世界各国に適用できる宝物だとする考えだ。この種の認識は思想的に間違っており、行動上も有害だ。

 西側の政治モデルが形成された背景は不名誉なものだし、コピーもできない。第1に、西側先進国の発展は長期間にわたる、大規模かつ衝撃的な歴史的強奪・略奪を基礎に築かれたものだからだ。西側の学者の示す数字によると、500年間でアメリカ先住民3000万人がジェノサイドの犠牲となり、黒人奴隷500万人が無償労働力としてアメリカへ売られた。第2に、グローバルな生産・分配構造の中で、西側先進国は最多の利益を奪い取ってきたからだ。その発展は第三世界諸国の搾取を基礎に築かれたものだ。こうして築かれた富がなければ、いわゆる投票選挙制度も多党制も存在は難しかっただろう。

 現在までのところ、西側民主制度をコピーして成功した第三世界の国は基本的にない。その重要な原因は富の基盤の欠如だ。利益の多元化した社会では、利害衝突が余りにも大きい場合、投票による選挙は効力を失し、利益配分は暴力によって解決するほかないからだ。西側諸国で内部の利害衝突を縮小するには、国による高価な福祉制度によるほかないが、この制度は世界中から搾取してきた莫大な資源と富を基礎にしている。この基礎を取り除けば、西側のいわゆる民主制度、うまく運営される市民社会または公民社会は、いずれも崩壊するだろう。例えば、05年にパリなどフランスのいくつかの大都市で発生した暴乱は、若者を中心とする大量のアラブ移民が就職難から社会に不満を抱いたことが主たる原因だった。その深いレベルの、最も直接的な原因を探ると、富の問題にいきつく。フランスの福祉制度では全ての移民を養うことはできないからだ。他にも、05年8月に米国南東部の比較的貧しいルイジアナ州とニューオリンズをハリケーンが襲った際には、被災地で武装略奪や強姦が多発し、救援部隊は装甲車に乗り込み完全武装で被災地入りするほかなかった。こうしたことは、中国では絶対にあり得ないことだ。

 西側先進国は18世紀に始まり、現在わずか10数カ国しかない。その総人口は世界の7-8分の1、つまり10億人またはそれ以下だ。金持ちクラブ内の人口を増やすことは不可能だ。そのライフスタイルを世界中で通用させることはできないからだ。

 われわれは無論、西側のいくつかの有益なやり方や経験を含む人類文明のあらゆる成果を認め、かつ民主の実践の中で参考にするが、それをそのまま模倣しなければならない理由は断じてない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2010年10月29日

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