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ロシア大統領が南千島群島訪問 日本首相は遺憾の意を表明

 ロシアのメドベージェフ大統領は11月1日、南千島群島(日本は北方四島と呼ぶ)最南端の国後島を視察した。ロシア大統領による南千島群島訪問は初めてだ。

 長年日本は「北方四島」は「日本の固有領土」と主張し、その所有権の引渡しをロシア側に求めてきた。1945年の第2次世界大戦終結以降、両国はまだ平和条約を締結していない。

 南千島群島は主として日本の北海道以北にある歯舞、色丹、国後、択捉の4島を指す。第2次大戦終結後、これらの島々はまずソ連、後にロシア連邦の管轄下に置かれた。ロ日はその帰属問題で互いに譲らない姿勢を見せている。あるアナリストはメドベージェフ大統領の訪問を主権を示すための行為と見なし、(1)ロシアがこの島を日本にお辞儀をして譲ることはあり得ない(2)ロシア上層部は島民が島を離れるのではなく、引き続き現地で生活できるよう、地元経済を発展させるーーとの2つのメッセージを送る意図があったと指摘する。

 ロシアメディアは南千島群島周辺には豊かな漁業資源があり、海産物を豊富に産出するとして、その経済的重要性を指摘する。軍事的にも、これらの島々の間の海峡さえ支配すれば、ロシア海軍艦隊は遮られることなく太平洋に進出することができる。

 日本の菅直人首相は1日、ロシア大統領の「北方四島」視察について「大変遺憾」と表明。前原誠司外相は1日、ロシアのベールイ駐日大使を外務省に呼び出し、「厳正な抗議」をするとともに、ロシアの対日関係発展への誠意に疑念を呈した。ベールイ駐日大使は「ロシア大統領による南千島群島視察はロシアの内政であり、国際政治のレベルにはない」「アジア太平洋経済協力会議(APEC)が11月13日に横浜で開かれる。ロシア側はこの際に日本側とハイレベル会談を行い、両国関係について話し合うつもりだ」と述べた。ロシアのラブロフ外相も1日、「大統領の南千島群島訪問に対する日本側の反応は受け入れられない」「ロシア側に日本との協力に困難をもたらす意図はないが、日本側は自ら結論を出すべきだ」と述べた。

 日本の共同通信は「『北方領土』返還を悲願とする日本側にとって、ロシア大統領の行動が大きな打撃であることは間違いない。日本政府の抗議によって日ロ関係は悪化するに違いない」と報じている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2010年11月2日

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