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中ロの専門家:韓朝の相互信頼強化が急務

6カ国協議で問題解決を

 延坪島炮撃事件によって朝韓関係の緊張が続く中、中国は6カ国協議首席代表による緊急会合を12月上旬に開催することを呼びかけ、ロシアからの支持も取りつけた。北東アジアの不安定な安全保障について、中ロの専門家は6カ国協議こそが緊張を緩和し、朝鮮半島の平和を促進する唯一の効果的な道だと考えている。「中国新聞網」が伝えた。

 ロシア・ノーボスチ通信は3日、朝鮮半島情勢と北東アジアの安全保障について、北京とモスクワをつないでビデオ会議を開いた。モスクワ大学朝鮮研究センターのレシャコフ所長、ロシア科学アカデミー東方研究所朝鮮・モンゴル研究室のウォロンツォフ室長は「砲撃事件の発生から現在まで、各国は基本的に抑制を保っている。この間、ロ中は積極的な役割を果たした。緊張が再びエスカレートしないよう、各国を交渉のテーブルに戻すことが喫緊の課題だ」との認識を示した。

 ロシア側の専門家は「領土係争と核問題によって一連の衝突が生じた。緊張をエスカレートさせている大きな原因は、韓朝間および平壌とワシントン間の相互信頼の欠如にある。最近の朝韓の衝突と朝鮮に対する多くの誤解は無関係ではない」と指摘した。

 中国科学院アジア太平洋研究所の朝鮮問題の専門家、朴健一氏は「6カ国協議首席代表緊急会合に対する米日韓の消極姿勢には、誤解もあるかも知れない。中国側が提案しているのは首席代表による緊急会合であって、6カ国協議ではない。中国は現在の緊急状況の下、交渉によって事態を沈静化するとともに、緊急会合によって6カ国協議再開の道を探ることを望んでいる」と指摘した。

 清華大学国際問題研究所の東アジア問題の専門家、陳琪則氏は「韓国が対朝政策を変更したために両国関係が緊張し、『天安』事件や延坪島炮撃事件も発生した。朝韓問題について、現在いずれの側にも根本的な解決策はなく、話し合いによって緊張を緩和以外にない」と指摘した。

 朝鮮が寧辺での核プロジェクトを声高に発表したことについて、朴氏は原子力の平和開発という朝鮮のニーズにも目を向けなければならないと指摘する。中国が懸念しているのは朝鮮による核兵器開発のもたらす連鎖反応だ。このため中国は朝鮮だけでなく、朝鮮半島の非核化を望んでいる。この問題を解決するには、やはり6カ国協議に頼る必要がある。陳氏は「朝鮮核問題の鍵は朝鮮の抱く安全保障上の懸念の解決にある。外部からの制裁は朝鮮に安全保障上の深刻な不安を抱かせ、核兵器によって自らを守るほかないと思わせている」と指摘した。

 両国の専門家は「歴史が示す通り、朝鮮半島は多くの国々の利益に関係し、多くの国々の努力による解決が必要だ。最も重要なのは韓朝双方が和解への意欲を持つことだ」との認識で一致した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2010年12月7日

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