中印友好協力は両国の長期的・戦略的利益に合致
温家宝総理のインド訪問を前に、インド商工業会連合会は13日に首都ニューデリーで「新興の世界秩序におけるインドと中国のチャンスと試練」についてシンポジウムを開いた。出席者は▽温総理のインド訪問は重要な意義を持つ▽近年来、中印関係は着実に発展し、協力が拡充され続けている。特に経済貿易協力は大きく発展し、互恵協力が両国協力の堅固な基礎となっている▽中印友好協力は両国の長期的・戦略的利益に合致するーーとの認識で一致した。
シンポジウムにはインドのラオ外務次官、サラン元外務次官、ジャイシャンカル駐中国大使、中国の張炎駐インド大使のほか、両国企業の代表、商工業界やメディア関係者ら約50人が出席した。
ラオ次官は「印中関係は21世紀における最も重要な2国間関係だ。インドは中国の発展と台頭を尊重している。中国側と共に理解と友情の橋を架け、協力の機会を創出したい」と述べた。
出席者は、インド全国の中等学校1万1000校に2011年から中国語のカリキュラムを設けるとのインド中等教育中央委員会の計画を含め、両国の人的交流や言語交流・協力を強化すべきとの考えを強調した。中国側はこれを全力で支持し、最良のハードとソフトを提供する意向を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2010年12月14日