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2010年、腐敗と腐敗取り締まりのせめぎ合い (3)

 (6)『反腐敗法』の立法が改めて取り上げられた。2010年初め、全国人民代表大会の代表、韓雲弁護士は全人代で立法議案を提出、2010年末には清廉政治会議で具体的な中身が示された。その中には▽公務員の贈答品の受け取り範囲ならびに最高限度額の規定(最高300元<約3700円>にすることを提案)▽公務員の副業と離職後の行為の限定▽親族回避制度▽公務員財産申告制度の規定▽清廉な政府の権限を専門的に行使または兼ね備える腐敗対策組織の指導機関に関する明確な規定--が含まれる。

 (7)告発者保護制度が体系的に設計された。同制度には具体的に▽告発手続きの明示と結果のフィードバック制度▽告発者の緊急避難ホットライン制度および緊急避難場所制度▽告発者の損失補償と褒賞制度--の3つの制度を含めることを専門家は提案している。

重慶、マフィア取締りの経験を全国に

 (8)中央政法委員会は重慶のマフィア取り締まりの経験を全国に広める方針。闇組織と官僚の腐敗が密接にかかわっていることは事実からも分かる。本質からいえば、闇組織は官僚の腐敗行為の温床となっており、官僚の腐敗行為もまた闇組織の暗躍を助長する温床となっている。闇組織と官僚の腐敗行為は緊密に結び付いているため、マフィア取り締まりは腐敗対策と清廉な政府づくりに向けた歩みでもある。

 (9)2010年5月18日、最高人民検察院と公安部が発表した『公安機関管轄の刑事案件の立案・訴追基準に関する規定(二)』で、非国家公務員による収賄額が5千元(約6億2千万円)を超えた場合、起訴を行う、との基準が打ち出された。

 (10)腐敗取り締まりと清廉な政府づくりに関する制度の革新を目指す措置が各地で次々と模索されている。例えば▽「オンライン述職述廉(個人の職務遂行状況や財産状況などの公開報告)」を掲げる湛江市(広東省)モデル▽制度+科学技術の上海モデル▽日常生活に教育を組み入れた桂林市(広西チワン族自治区)「清風モデル」▽正しい気風と伝統文化の発揚を特徴とした重慶マフィア取り締まりモデル▽「廉政三字経」を掲げる内蒙古モデル--などがある。これらモデルは、現地の腐敗取り締まりと清廉な政府づくりを強化しただけでなく、その他の地域の重要な手本となっている。

 2010年腐敗と腐敗取り締まりのせめぎ合いで、腐敗対策の複雑さ、難しさを私たちは改めて認識することになった。しかし努力を続けさえすれば、勝利の女神は必ず国民に微笑むに違いない。

 「人民網日本語版」2011年1月6日

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