2011年2月22日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:08:29 Feb 22 2011

米中東戦略のプラグマティズム

 チュニジアとエジプトの政変に続きバーレーン、イエメン、リビアなどの中東や北アフリカの国々にも緊張が走っている。オバマ米大統領は18日、バーレーンなどで暴力行為が起きたことに「深い懸念」を表明し、こうした国々の政府に「自制」を呼びかけた。ホワイトハウスのカーニー報道官は記者会見で、いわゆる「普遍的価値」を強調する一方、「それぞれの国は異なり」、それぞれの状況や伝統があるとも強調した。

 エジプトの政変に続きバーレーンでも変動が予想される事態を前に、オバマ政権はより慎重な態度を取るようになったようだ。バーレーンはペルシャ湾のごく小さな島国だが、米国はここに重要な軍事戦略と地政学的利益を見出している。バーレーンには米海軍第5艦隊が駐留し、湾岸地域での軍事展開、イラクやアフガニスタンでの軍事行動を支えている。米国はバーレーンをイランの影響力を封じ込めるための拠点とも見なしている。ある米国人専門家は「米国にとってバーレーンは湾岸地域における最も重要な戦略資産であり、その政権交代は受け入れられない」と明言している。

 「米国の熱い政治的発言は冷たい軍事的現実に出くわした」----。これは米メディアの指摘だ。エジプトの政権交代によって米国は中東で「政治的真空地帯」を抱え込むことになった。さらにバーレーンで起こりうる変動によって、さらに多くの実益を失う危険に直面している。「価値観」と利益のバランスや板挟みの中で、米国は「これは政府と国民のどちらを選択するかということではない」と強調する一方で、明に暗にその国の統治者に圧力を加え、政治変革を迫っている。

 今後米国は中東や北アフリカでこうした苦しい状況により多く直面することになるだろう。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年2月21日

関連記事
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古