【特別企画】中国、2010年度国防白書を発表
中国国務院新聞弁公室は3月31日、2010年度国防白書を発表した。白書は▽中国は平和発展路線を揺るがず歩み、防御的な国防政策を遂行する▽国防建設と経済建設の協調的発展を推進し、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的建設の過程で富国と強軍の統一を実現する▽対外軍事交流・協力を積極的に行い、各国との軍事的相互信頼を強化する▽国際的義務・責任を履行し、世界の平和と安定を守る----の4点を特に強調している...
■新時代における国防の目標と任務について
■近年、中国国防費の伸びはやや鈍化 [全文へ]
■ 中国は永遠に覇権を唱えず、軍備拡張をしない[全文へ]
中国国防白書の6つの「初」
中国政府が3月31日に発表した2010年度国防白書について、国防部外事弁公室の銭利華主任が単独取材に応じた。「各版の国防白書にはいずれも、新しい内容が盛り込まれている。これは中国軍の対外開放・協力への誠意、透明性向上への意欲の現われだ。たとえば2002年度版国防白書は国防の目標を任務について初めて詳述したが、2010年度版ではさらに新時代における国防の目標と任務について新たな詳述を行い、現在および今後一定期間、国の安全と発展を守る上での内在的要請を具体化している...」[全文へ]
中国国防白書の意義と役割
中国政府が3月31日に発表した2010年度版国防白書について、国防部外事弁公室の銭利華主任が単独取材に応じた。「政府の権威ある文書である国防白書は、外国が中国の安全保障戦略と国防政策、国防と軍隊の現代化について理解するための重要な文書であり、政策と立場を明らかにし、理解や信頼を強化し、対立や懸念を取り除く上で掛け替えのない役割を果たしている...」[全文へ]
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中国政府が3月31日に発表した2010年度版国防白書は、平和発展路線を揺るがず歩み、防御的な国防政策を遂行する方針を強調している。これについて国防部の耿雁生報道官らが31日に記者会見を開いた。
近年、ネットやメディアに頻繁に登場する新型兵器に諸外国は注目し、「中国は国防政策の重点を攻撃兵器の拡充に移した」との憶測すら流れている...
■中国は決して軍拡競争を行わない
■新たな発展のチャンスを迎える中米両軍関係
■中国の軍事核施設は安全 [全文へ]
「人民網日本語版」2011年4月1日