胡錦濤主席とロシア大統領が会談
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胡錦濤国家主席は13日、第3回BRICS首脳会議と2011年度ボアオ・アジア・フォーラム開幕式に出席するため訪中したロシアのメドベージェフ大統領と海南省三亜市で会談した。両首脳は両国関係、BRICS協力、世界や地域の重大問題について踏み込んで意見交換し、重要な共通認識にいたった。また、中ロ関係の持続的で健全な安定した前進を促すため、共に努力する考えで一致した。
胡主席は「現在国際情勢はますます複雑に錯綜している。中ロ双方は戦略的協力パートナーシップの発展に揺るがず尽力し、両国の共通利益をしっかりと守り、世界の平和・安全・安定を促進すべきだ」と指摘した。
メドベージェフ大統領は両国関係の発展に関する胡主席の重要な意見に完全に賛同。各分野の協力の新たなステップを中国側と共に促していく意向を表明した。
胡主席は「間もなく開催される第3回BRICS首脳会議で、各国は国際経済、金融、開発分野の重大な問題について意見交換する。今回の首脳会議が成果に富む会議となり、BRICSの団結と協力に寄与することを信じている。ロシアはBRICS枠組みの最初の提唱国であり、その発展に積極的に参与し、促してきた。各分野での5カ国の交流や協力を拡大し、重大な国際・地域問題における協調や協力を強化し、5カ国協力の前向きな発展を促すため、ロシア側と共に努力していきたい」と強調した。
メドベージェフ大統領は「BRICS協力は各分野で良好な進展を遂げている。今回の会議で、協力の強化について踏み込んで検討したい」と表明した。
両首脳は上海協力機構、西アジア・北アフリカ情勢、朝鮮半島情勢についても意見交換し、協調を強化し、関係地域の平和・安定を共同で促進する意向を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年4月14日