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空母を訪ねて:古びた鉄の塊が立派な姿に

 旧ロシア海軍の空母「ワリャーグ」は80年代に建造され、その後、カジノを経営するマカオ企業がウクライナから購入し、紆余曲折を経て2002年に大連に到着した。もはや、大連に到着した当時の面影はなく、全く新しい姿に生まれ変わっている。中国初の空母の初出航はもうまもなくなのだろうか。

 ◆古びた鉄の塊が立派な姿に

 この空母を間近に目にする大連市民は、その変わり様に驚くばかりだ。近づける市民は限られているが、大連市中心の高層ビルからは、港に停泊している空母をはっきりと観察することができる。また、沿海の高架道路を運転すると、空母を間近に見ることができる。

 空母が大連に来て9年が経った。来た当初は船体は錆付き、甲板はボロボロ、港に入るのでさえ、数隻のタグボートに引かれながらだった。それが空母だとは誰も信じられなかった。時間の経過とともに、空母は少しずつ変化していった。甲板と船体には塗装が塗られ、大型クレーンが甲板に上がって作業をし始めた。艦橋には足場が組まれ、見る影もなかった船室も全封鎖式になった。空母でどういった改造作業が行われているのかはわからないが、外観は大きく変化していき、古びた鉄の塊が立派な空母に生まれ変わっていった。

 空母が停泊しているドックの周囲には、1万トンクラスの巨大船が多いものの、それでも中国海軍の標準色に塗装されたワリャーグのほうがひと回り大きい。現在、総面積2万平米近い甲板にはさまざまな改造用の物資や設備が積上げられている。数カ月前とは違い、ほとんどの施工用の足場は撤去されたが、依然として多くの作業員が忙しく働き、空母の前部と後部の大型クレーンも作業を続けている。

 ◆空母が何に使われるか知らない住民

 劉亮さん(仮名)が住む作業員宿舎は、空母が停泊するドックとは鉄柵を隔てただけの場所にある。しかし、劉さんはワリャーグが改造中の空母であること以外、何も知らない。空母が何に使われるのかも、劉さんには興味がない。空母の改造といっても、劉さんにとっては高層ビルの建設と変わらないのだ。「以前は船上のいたるところに足場が組まれ、ゴチャゴチャした感じで工事現場のようだった。最近は足場が撤去され、空母らしくなった」と劉さんは話す。近くにいても、この空母は彼にとって神秘的なもののようだ。「2年経つが、動いたところを見たことがない。いつ進水するのかわからない」という。

 趙琳さん(仮名)の雑貨店は距離はあるが、空母の真正面にある。「運ばれてくる設備のほとんどがうちの店の前を通る。でもそれが何なのかさっぱりわからない」と語る。彼女の雑貨店からは空母がよく見えるため、軍事ファンがよく観察に訪れるのだという。

 「中国網(チャイナネット)日本語版」2011年4月18日

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