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リビアで再度証明された「弱国に国防なし」

 多国籍部隊の対リビア開戦以来、人々は西側諸国の進んだ兵器を目の当たりにするとともに、弱国の国防問題について考えをめぐらせている。(文:韓旭東・国防大学教授。「環球時報」掲載)

 まず、弱国の旧式兵器では先進国のハイテク兵器に対抗のしようがない。一般的に言って、総合的国力の劣る国は技術力も劣る。ハイテクは1つのシステムであり、ハイテク兵器があるだけでは力を発揮できない。弱国はたとえハイテク兵器を1つや2つ入手しても、ハイテク兵器システムを構築する術がない。

 しかも先進国はハイテク兵器を保有すると、軍事技術の独占性、先進性、および利益を守るため、容易には他国に技術を移転しない。先進国が武器禁輸措置などを行った場合、弱国のハイテク兵器獲得はさらに困難になる。

 次に、弱国は隙間のない国防の傘を張りめぐらすことができない。4月12日の第7回中米国防実務会談で中国は米側に、中国側の核心的利益と重大な懸念を尊重し、中国の排他的経済水域(EEZ)での米艦艇・航空機による偵察活動を停止するよう要求した。米艦艇・航空機は現在も中国のEEZで偵察活動を行っているのだ。相当の国防力を持つ中国のような国でさえ、このような「待遇」を受けるのだから、弱国がどのような目に遭うかは推して知るべしだ。長年の武器禁輸措置と西側の経済制裁のため、リビアの国防力は仏英米と対抗する術がない。ましてや安全の保護の傘を自ら構築することなど望むべくもない。現在リビアの総兵力は約7万人、武器・装備は主に旧ソ連製だ。限りある兵力と数世代前の兵器。リビアの国防力はこうした国々の前では丸裸に等しい。

 最後に、弱国の軍事力では軍事同盟に対抗のしようがない。湾岸戦争以降、合同軍事行動が盛んになっている。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争、アフガニスタン紛争、イラク戦争など、いずれも多国籍部隊が1つの対象を攻撃したものだ。NATOはボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で防衛領域外での行動に踏み出して以来、その歩みを止めていない。しかも将来的にその頻度はさらに高まると言えよう。多国籍軍の集団干渉によって、弱国が自国の安全を守る能力は大幅に削がれる。「弱国に国防なし」というテーゼは深く考えさせられるものだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年4月19日

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