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日本大使館:中国メディアは菅直人首相の「regret」を「おわび」と誤訳

 中国メディアは21日、「日本:復興と新生の道へ」と題する日本の菅直人首相の寄稿を掲載した。この中で菅首相は震災時の中国政府?国民の支持に感謝するとともに、地震、津波、放射能漏れ事故への日本政府の対策について中国の人々に説明した。

 菅首相は16-17日、ニューヨーク?タイムズ、ワシントン?ポスト、インターナショナル?ヘラルド?トリビューンなど英字紙に寄稿し、放射能漏れ事故の進展や復興問題について米国民に説明した。この際、一部中国メディアは英語の原文"I take very seriously, and deeply regret, the nuclear accidents we have had at the Fukushima Daiichi plant."を、「私は福島第1原発で起きた事故について、真摯に、かつ深くおわびの意を表します」と訳し、菅首相が原発事故について米国に「おわび」したと受け止めた。

 中国メディアへの寄稿では、福島原発事故に関する表現は「福島第1原発で、国際原子力事象評価尺度で最悪レベルの事故が起きてしまったことについて、私は大変遺憾に思うとともに、事態を非常に重視しています」というものだ。

 一方は「おわび」で、一方は「遺憾」。福島原発事故について日本側は本当に態度を使い分けているのだろうか。記者は21日午後、この問題について在中国日本大使館の西氏に取材した。西氏は「菅首相は福島原発事故について、全ての寄稿において1つの気持ちを述べている。『大変遺憾』だ。一部中国メディアが首相が米メディアで使った『regret』という言葉を『おわび』と訳したのは不正確だ」と明らかにした。

 同じく遺憾の意を表明するのなら、なぜ中米メディアへの発表のタイミングが相前後したのだろうか。日本は対米関係を重視しており、故意に「一方を厚遇し、他方を冷遇」したと見るメディアもある。これについて西氏は「中国紙への発表は数日遅れたが、日本が故意にしたわけでは決してなく、メディアが言うように対米関係をより重視しているからでも決してない」と指摘した。

 西氏は「先週末に英字紙に発表した感謝のメッセージは、世界の人々に向けた感謝の第一段階だ。全世界に向けられた世界的新聞であるこの3紙を通じて、世界各国の人々への感謝と、再生、復興への決意を表明した。第2段階は、このメッセージを各国語に翻訳し、各国メディアに発表することだ。このため首相官邸も準備に時間が必要だったし、翻訳にも時間がかかった。準備が整い次第、直ちに各国の主要メディアに掲載するようにしている。中国向けでは、中国政府?国民への感謝がより多く盛り込まれている。時間が相前後したのは、作業の段階が異なるだけだ」と説明した。

 西氏は最後に「一部中国メディアによる解読は不適切だ。人民網を通じて事実を明らかにしたい。中国の人々には誤解しないようお願いしたい」と強調した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年4月22日

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