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米誌:中国の空母が東アジアのパワーバランスに影響 (2)

 中国にとって決定的な兵器は弾道ミサイルだろう。その目標が米空母であれ台北であれ、ともかく空母ではない。だが施琅号および潜水艦隊その他「外洋」海軍戦力の強化が、隣国の海上輸送船にとって脅威であることは確かだ。したがって日本、台湾、韓国が中国海軍に干渉される可能性と中国が米海軍に干渉される可能性とは共通している。

 中国の隣国の海上輸送線は少なからず中国の排他的経済水域を通過している。中国の強大なミサイル高速攻撃艇戦力が潜在的要因となるのはこのためだ。これらのパワーはわれわれに重要な事を気づかせてくれる。たとえ主権や統一の問題を脇に置いても、中国にとって台湾は依然として戦略的関心であるということだ。同島を支配すれば、中国は海・空軍力を太平洋中部からさらに遠くへと展開し、かつ航行距離の短い船舶や航空機で近くの航路を制することができる。

 アジア諸国が軍事力の調整を続けているのはまさにこのためだ。例えば日本は海・空軍力を台湾の北東に位置する南西諸島へとシフトしている。ベトナムは新たなジェット戦闘機や地対空ミサイルを購入した。係争を抱える南中国海を横切る海上輸送線が自国と近いことに鑑み、ベトナムが静粛性の高いキロ型潜水艦を購入したことは特に注目された。

 変化し続けるこの情勢の中で、米国は依然鍵となる参与者だ。この地域には安全保障同盟がなく、中国による可能な侵略に備えるには米国が十分な力(核兵器を含む)を保持する以外にない。

 また、この地域の歴史的恩讐から、地域情勢を激化させずに中国に対抗するには米国が十分な同盟関係を持つ以外にない。北京は米国の役割の重要性を十分に理解している。したがって中国の関心の中心は、米国が太平洋を偏重する形でそのグローバルパワーの再均衡を図るか否かにある。

 施琅号がすでに東アジアのパワーバランスに影響を与え始めている今、そのもたらすものに対してワシントンがどのような反応を示すかが、将来の地域の安定に直接的な影響を与えることになる。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年4月27日

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