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G8サミット:「新世界」に対応困難な「新思考」 (2)

G8サミットに出席するオバマ米大統領、メドベージェフ・ロシア大統領、サルコジ仏大統領。

 だがG8の「新思考」の実行は容易ではない。

 第1に、G8は一枚岩ではない。「BRICS」構成国でもあるロシアは、重要な国際問題の多くにおいて他の7カ国と隔たりがある。

 第2に、経済援助の約束を果たすのは困難だ。ロシア以外のG8構成国は西側先進国だが、各々困難を抱えており、貧困国への援助が口先倒れに終わった先例に事欠かない。今回のドービル・サミットでは西アジア・北アフリカ諸国の復興に400億ドルの援助を約束した。驚くべき気前の良さだが、記者からは「空想で満足させるだけのはかりごと」との声も上がる。

 第3に、G8が被援助国に課す政治・経済目標は余りに厳しく、被援助国が受け入れられるかどうか、あるいはどの程度受け入れられるかも問題となる。

 第4に、欧米はアフリカ諸国との関係強化を求めているが、双方間には長年信頼が不足しており、短期間で急速に協力を推進するのは困難だ。また、G8が国家の転換・変革局面を効果的に掌握し、コントロールできるかどうかも疑問だ。

 現地ウォッチャーはドービル・サミットがG8が現実の立場と利益に立脚して行った、将来の計画に対する重要な調整であり、その弱体化を懸念する西側世論への1つの回答でもあることに注目している。だが西側の大国が国際問題において他国に無理強いする覇道のスタイルを変えないのなら、G8の「新思考」がいかにすばらしいものであれ、変化する「新世界」にはおそらく順応できないだろう。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年5月30日

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