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米新安全保障チームの抱える多くの厳しい課題

 米戦没将兵追悼記念日の5月30日午前、オバマ米大統領はアーリントン国立墓地での式典に先立ち、マレン統合参謀本部議長の後任にデンプシー陸軍参謀総長を指名した。統合参謀本部議長は米軍のトップで、大統領の主たる軍事顧問でもある。オバマ大統領は就任後2年余りで、国家安全保障チームの新旧交代を完了した。

 このほか統合本部副議長にウィニフェルド北方軍司令官、陸軍参謀総長にオディエルノ陸軍大将が指名された。これらの人事は上院の承認を経て確定される。これに先立ちゲーツ国防長官の後任にパネッタ中央情報局(CIA)長官、次期CIA長官にペトレアス・アフガニスタン駐留米軍司令官が指名されている。

 この時期を選んで安全保障チームの新陣容を整えたのは、2012年大統領選で再選を勝ち取るための伏線だ。だがオバマ大統領および新安全保障チームにとって焦眉の急は、イラク、アフガニスタン、リビアでの戦いの処理だ。オバマ大統領は08年の選挙でイラクとアフガニスタンでの戦争終結を公約に掲げた。オバマ大統領は以前、年内の駐イラク米軍の完全撤退を発表していたが、最近になって一部は2012年以降も駐留を継続することを検討していると表現を変えた。

 ビンラディン射殺後、アフガニスタンおよび南アジア情勢には新たな不確定要素が加わった。北大西洋条約機構(NATO)軍が先日「誤爆」によりアフガン市民に死者を出したことで、民衆の心はますます駐アフガン米軍から離れている。オバマ大統領は今年7月にアフガンからの撤退を開始すると発表しているが、現状を見ると、その規模や完了時期には疑問符が残る。リビアでの戦いも進行中で、NATO同盟国とどう協調するかが課題として残されている。こうした問題を適切に処理できるか否かが、2012年大統領選の命運に直接関係してくる。新国家安全保障チームは発足直後から、国内政治と国際情勢の二重の圧力にさらされている。

 現在米国は経済回復が遅く、巨額の対外債務を抱えたままで、莫大な軍事費はとうに財政的に耐えがたいものとなっている。国防総省は現在、連合部隊司令部の閉鎖などの緊縮措置を講じている。いかにして財政緊縮に対応し、軍事力を立て直すかも、新安全保障チームの抱える厳しい課題だ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年6月1日

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