日本自衛隊が初の海外拠点を建設、戦略上の要地を押さえる
日本政府は先日、東アフリカの戦略上の要地であるジブチに自衛隊の活動拠点を開設したことを明らかにした。自衛隊初の海外拠点だ。時事通信によると、その規模と機能はすでに軍事基地の水準に達している。人民日報傘下の国際情報紙「環球時報」が伝えた。
共同通信は政府の話として基地の敷地面積が約12ヘクタール、総建設費が47億円に上ることを報じた。自衛隊はソマリア沖での海賊対策の長期化が予想されることから、本格的な駐留施設が必要としている。
杉本正彦海上幕僚長は「自衛隊が恒常的に駐留する『海外基地』ではない」と強調しているが、日本メディアは拠点が10年またはそれ以上運用されることになると予測している。読売新聞は拠点内の施設がいずれもほぼ恒久的なものである点を指摘している。
アナリストからは、海賊対策を理由に海外基地建設の先例をつくると、自衛隊に利用され、日本が海外における軍事的プレゼンスを一層拡大する近道になるのではとの懸念も上がっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年6月8日