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楊潔チ外交部長、上海協力機構創設10周年を語る

 上海協力機構創設10周年記念サミットが15日にカザフスタンの首都アスタナで開かれる。中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの元首が再び一堂に会し、上海協力機構の発展の大計を話し合う。この歴史的会議は上海協力機構の10年間の成長を総括する場だが、それ以上に将来の雄大な青写真を描く場でもある。

 10年前の2001年、世界の政治・経済秩序は深いレベルの調整を前にし、テロリズム、宗教過激派、分離独立主義の「3つの勢力」が地域の安全と安定における最大の敵となっていた。域内諸国は相互信頼の全面強化、互恵協力の実施、試練への共同対応を、いよいよ差し迫って必要としていた。この年の6月15日、上海協力機構はこうした国際環境の激変の中、機運に乗じて誕生した。

 その後の10年間で上海協力機構加盟国は重要な協力文書100件余りに調印し、各レベル・各分野に及ぶ対話制度を構築し、枠内協力の基本的な形を整えた。「創設宣言」から「長期善隣友好協力条約」まで、「テロリズム、分離主義、宗教過激主義の取り締まりに関する上海条約」から「国際情報セキュリティ保障の政府間協力協定」まで、「多角的経済貿易協力綱要」から「文化協力協定」まで。各国の協力範囲は不断に広がり、深まり、政治・安全保障・経済・人・文化の各分野をカバーするに至った。

 上海協力機構は一貫して「3つの勢力」の取り締まりを重要な使命としている。加盟国は最初のサミットで「3つの勢力」に対して旗幟鮮明に宣戦。各加盟国と地域の安全を着実に確保すべく努力してきた。過去10年間に反テロ合同演習を10回余り実施し、麻薬密輸や国際組織犯罪を共同で取り締まったほか、マネー・ロンダリングの取り締まりや大型国際イベントの警備など新たな協力分野を開拓し、地域の平和と安定の維持に非常に大きな役割を発揮してきた。

 上海協力機構は地域経済の統合を積極的に推進し、自らの発展によって地域の共同繁栄を促すべく努力してきた。各国は経済、貿易、金融、エネルギー、交通、通信、農業分野の実務協力を積極的に展開し、世界金融危機を共同で防ぎ止め、グローバル化の試練に対処し、貿易と投資の円滑化やネットワーク相互接続事業において段階的な進展を得た。中国は他の加盟国に対して累計120億ドル余りの優遇借款を供与し、加盟国の二国間・多国間実務協力を力強く促した。

 上海協力機構の趣旨と原則は国際社会に遍く認められ、協力関係の樹立を希望する国や国際組織も増え続けている。すでにインド、イラン、モンゴル、パキスタンがオブザーバーとして、ベラルーシ、スリランカが対話パートナーとして参加しているほか、国連、独立国家共同体(CIS)、ASEANとも協力関係にある。上海協力機構はアフガン問題の解決にも積極的に参与し、その復興を加速するために貢献している。

 過去10年間の錬磨と試練を経て、上海協力機構はすでに地域の安全・安定維持の重要な支え、地域の平和的発展促進の力強い支えに成長した。この10年間の非凡な過程からは多くの啓示が得られる。

 上海協力機構は一種の精神である。すなわち相互信頼、相互利益、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展の追求を柱とする「上海精神」だ。これは新たな安全保障観、発展観、協力観、文明観に対する加盟国の考えを形にしたものであり、国際的な意義を備え、新しいタイプの国家関係の構築、調和ある地域の構築に重要な貢献を果たしている。

 上海協力機構は一種のパワーである。すなわち国際関係の民主化を促す健全なパワーだ。上海協力機構は非同盟、非対立、他国・組織を標的にせず、対外開放という原則を遂行しており、他の国々や国際組織との協力を望んでいる。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年6月10日

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