2011年8月17日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:15:28 Aug 17 2011

首相後任、野田佳彦氏が有望 専門家「野田氏は強硬派」

 民主党内の首相という玉座をめぐる争奪は、「陰に陽にわたる角逐」と言うべきだろう。多くの市民は前原誠司前外相の出馬に期待を寄せてはいるが、民主党内では現職の財務相・野田佳彦氏を管直人氏の後継に推したいとしており、野田氏本人も代表選参加に意欲を示している。

 首相後継者となる可能性のある野田氏について、日本新華僑報の編集長・蒋豊氏は多面的な角度から分析、日本の世論が言う「穏健派」ではなく、軍事面で強硬な人物である恐れがあると結論づけている。

 自衛官の家庭出身 領土問題で強硬に対処

 現職の財務相である野田氏は54歳。千葉県の自衛官の家庭に生まれた。父親は陸上自衛隊で最も精鋭とされる第一空挺団(落下傘部隊)に所属。小さいころから千葉県習志野市にある隊官舎で育った。1980年に早稲田大学卒業後、85年に第1期生として、有力な政治家を数多く輩出した松下政経塾を卒業。前原氏らの大先輩にあたる。わずか2年後、29歳の最年少で千葉県議会議員に当選、政界に足を踏み入れた。

 蒋豊氏は「野田氏はその出身から、軍人の後代であり、そのことが野田氏の将来にあるいは深い影響を与えたことが見て取れる」と話す。さらに蒋氏によると、中国が日本に沖の鳥の岩礁は島とすべきでないと指摘した際、野田氏はこれについて中国に反発したことがあり、「実質的に南沙群島を支配している貴国にあれやこれや言う理由はない」と発言したという。中国の釣魚島保護を訴える民間人が同島に上陸したことについて、野田氏は国会が「釣魚島は日本の領土である」との決議をするよう要求。ここからも、野田氏の領土問題に対処する姿勢が非常に強硬であることが分かる。

 靖国神社参拝を支持 軍事的思想は過激

 蒋氏によれば、野田氏は以前、小泉純一郎元首相に質問状を提出。この中で、野田氏は「A級戦犯とされる人たちは戦争犯罪人ではない。そこにまだ戦争犯罪人が祭られているからと言って、それを理由に首相の靖国神社参拝に反対するというロジックは理解できない」と明言している。

 鳩山由紀夫氏は組閣に当たり、野田氏を防衛相に就任させるつもりだった。だが当時、野田氏は出版した著作の中で一貫して日本は「集団自衛権」を行使できると主張、民主党内と連立政権内に議論を引き起こしたことから、就任できなかった。

 科学技術政策ワーキングチームの座長を務めていた間、野田氏は、日本は宇宙の軍事利用ができると主張したが、これは政府の従来の主張とは異なる。日本政府に早急に副大臣クラスの「宇宙庁」を開設するよう提言。また、日本は「安全保障基本法」と「緊急事態法」を制定すべきだと積極的に主張した。

 「穏健派」人物ではない 中日関係に影響も

 現職財務相の野田氏に代表選に参加し次期首相になる意思があることについて、蒋氏は「日本や中国のメディアはこの人物を『経済通』だとし、「穏健な人物」と見なしているが、別の側面もあると指摘する。

 蒋氏は、出身や領土に対処する姿勢から見いだせるのは、野田氏が仮に次期首相に就任すれば、対外面や軍事面でも恐らく穏健な人物になることはなく、むしろ強硬派の人物になる恐れがあることであり、いずれも将来の中日関係に影響を及ぼすことから、楽観し過ぎてはならないと言う。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月15日

  評 論      プレスリリース配信
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古