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中国・ASEAN関係、南中国海問題にさらわれるな(2)

 現在のASEANは政治、経済、外交などで内部統合を推し進め、その妨げとなる対立のブロックを取り崩すことも必要としている。南中国海の国際化によってASEANの内部統合を強化し、国際社会における発言力を強化することに望みをかけるのは、明らかに非現実的だ。そうすれば少なくともASEAN加盟国間に対立を引き起こすし、深刻な場合はASEAN統一市場という目標の実現にも影響を与える。ジャカルタ・グローブ紙は先日「このような言い争いは地域の全ての国の利益を損なう」と警告した。

 ASEANの現在の地位は、ここ1、2年来の急速な経済成長が関係している。ASEANは世界市場で存在感を増すと同時に、吸引力も強めた。ASEAN諸国は、これこそ米国がいわゆる「アジア太平洋回帰」戦略を打ち出した背景であることに目を向けるべきだ。米国は他国のためではなく、利益のために来るのだ。米議会は歴史的に形成された「バランスの役割」の助けを借りて、自らの利益を獲得しようとしている。だが結局のところ、米・ASEAN関係の発展は獲得ではなく投入によって決まるのだ。

 近年、南中国海の地政学と資源の重要性が際立ってきたことで、ある国々は利益獲得を焦り、蚕食と占拠の手段に出た。ある外部勢力もこれを機に手出しし、間に入ってうまい汁を吸おうと企てている。中国とASEANはこれに対して共に強い警戒心を保つべきだ。良好な発展の時期にある中国・ASEAN関係が南中国海問題にさらわれるのを許してはならない。

 今年は中国・ASEAN対話パートナーシップ構築20周年にあたる。中国・ASEAN関係は近年急速に発展している。特に昨年の自由貿易圏創設以来、経済・貿易関係は一層目覚ましく発展している。南中国海問題がこの大局の障害となり、中国とASEANの利益を損なうことを許せば、アジア太平洋地域の平和的発展にもマイナスだ。南中国海問題においてわれわれは戦争ではなく平和を、対立ではなく協力を、変動ではなく安定を求め続け、南中国海を平和・友好・協力の海にすべく共に努力しなければならない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年7月22日

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