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高速列車追突事故:運行制御システムはなぜ機能しなかったのか

 死者39人、負傷者約200人----。自動車なら比較的よくある追突事故が、意外にも先進技術を採用した高速鉄道で起きてしまった。

 では、23日の非常に重大な鉄道事故は一体どうして起きたのだろうか。人々は今後の戒めとするため、事故原因の早期究明を心から望んでいる。

 ■運行制御システムはなぜ機能しなかったのか

 列車制御システムは列車の運行速度、列車間の距離と位置を正確に測定して、追突や衝突を自動的に防止する。このシステムが今回の事故で機能しなかったのはなぜか。中国の鉄道は中国列車運行制御システム「CTCS」を装備している。レール上のセンサーが「前方に列車がある」との情報を後方の列車と運行管理センターに伝え、列車間に安全な距離を確保する仕組みだ。

 だがこのような先進の制御システムが、今回の事故では機能しなかった。

 「今回の追突事故は腑に落ちない」と、D301列車に乗っていた李妍婷さん(40)は言う。李さんは温州市にある雁蕩山へ行こうと23日午前8時10分ごろ、一家5人で天津から乗車した。ずっと雨が降っており、走行はまだ安定していた方だが、よく停車した。列車は通過するはずの永嘉駅に数分間停車。午後8時24分ごろに出発信号が出て再び動き出したが、明らかに速度が増していた。

 この時、D3115列車はさほど遠くない前方を走っていたうえ、速度もD301より明らかに遅かった。列車間の距離は縮まっていったが、乗客も、運転士も、さらには運行管理センターも気づいていなかった。

 列車制御システムはなぜ事故時に機能しなかったのか?落雷で制御システムが機能しなくなったとの報道があった。もし本当にそうなら、現在運行中の中国の全ての高速鉄道は、雷雨の時は減速したり運行を停止しなければならないのだろうか。

 「通常の情況では、このような追突は起きるはずがない。だが起きてしまった...」と鉄道部の王勇平報道官は言った。「国務院はすでに事故調査チームを立ち上げた。真剣に、厳粛に、入念に事故原因を明らかにする。鉄道部も事故調査に積極的に協力する」----。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年7月26日

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