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「ハンチントンのパラドックス」は中国には通用しない

 「近代化は近代以降の世界の歴史の発展の潮流と趨勢であり、世界的な歴史プロセスである」「近代性は安定を育むが、近代化のプロセスは動乱を引き起こす。秩序混乱の原因は近代性の欠乏ではなく、近代性の実現に向けた努力にある」「ある国に動乱が生じた場合、それは彼らが貧しいからではなく、豊かになりたいからなのだ」----。有名な「ハンチントンのパラドックス」だ。(文:葉小文・中央社会主義学院第一副院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 世界に先駆けて近代化を成し遂げた英国を例にとると、その近代化プロセスには確かに矛盾と衝突に満ちた時期があった。「1750年、ロンドン市は盗賊に悩まされていた。盗賊らは治安を守る軍隊と結託していたのだ」(ロバート・ローウィ)。「後発外圧型」の近代化の道程はなおさらに混乱が伴う。中南米、東アジア、北アフリカの多くの国々は政局の混乱、社会の動揺、度重なる危機という「近代化の落とし穴」に陥っている。

 だが人々は驚きをもって目の当たりにした。中国では「ハンティントンのパラドックス」が当てはまらなかったのだ。改革開放から30数年間、中国は急成長しながら安定を維持し、しかもより良く、より速く、より安定して「持続可能な発展」を成し遂げているのだ。

 中国はなぜ「ハンチントンのパラドックス」から脱することができたのか?

 中国には揺るぎない指導の中核がある。ハンチントンは近代化に取り組む国家にとって「一番重要なのは自由ではなく、合法的な公共秩序の確立である」ことを発見した。「強大な1つの政党は、ばらばらな個人の利益の代わりに1つの制度化された公共の利益を打ち出すことができる。狭隘な地方意識への忠誠とアイデンティティを超える基礎を築き、社会の様々な力をつなぎとめる紐帯となることができる」----。その通りだ。一部発展途上国は近代化のプロセスで政治的動揺や社会的動乱に直面している。外的要因もあるが、内的要因は政権党と政府が国民の信頼を失ったことにある。中国には一貫して、揺るぎなく力強い、人民から推戴された政党----中国共産党がある。中共は近代化の組織者、動員者、指導者である。中共は人民から生まれ、人民に根差し、人民に奉仕する。権力は人民のために賦与されたものであり、権力は人民のために用い、心は人民とつながり、利益は人民のために図る。中共も過ちは免れがたいが、全ては人民のためであり、速やかに過ちに気づき、自発的に正すことができる。社会の統合、政治動員、社会誘導の機能を常に発揮し、人民の意志と社会の資源を結集し、後発の強みを利用し、飛躍戦略を実施することができる。近代化のプロセスにおける各種の矛盾や衝突を常に解消し、急速な発展、安定した発展、健全な発展を実現することができる。

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