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中国の空母建造、外国が大騒ぎする必要はない

 国防部の耿雁生報道官は27日の定例会見で、中国が現在中古空母一隻を研究、試験、訓練用に改修中であることを明らかにした。中国が空母開発情報を自ら発表したことに国際世論は注目した。実際、これまで長い間、様々な外国メディアが中国の空母計画について推測し、その複雑な心境を露呈する報道をしてきた。空母開発は必然の流れであり、急速に発展する大国は国力と影響力が強まると、それにふさわしい遠距離派遣手段を求めるという一般法則に符合すると捉える報道もあれば、「地域さらには世界の戦略バランスを壊す」と空母保有に「懸念」を示す報道もあった。(文:著名な軍事専門家、彭光謙少将。「解放軍報」掲載)

 海外メディアのこうした報道は半分しか正しくない。GDPが世界2位で、世界経済の成長への貢献率が50%に達する中国のような大国にとって、空母保有には現実的な必要性と合法性があり、外国が大騒ぎすることはないのだ。

 世界の大国の中で中国は周辺の安全保障情勢が最も複雑な国だ。中国の海岸線は1万8000キロメートルと非常に長く、国連海洋法条約に基づく合法的管轄海域も約300万平方キロメートルに及ぶため、中国軍は国家の海上方面の安全、および領海主権と海洋権益を守る上で大変な任務を抱えている。しかも日増しに対外経済活動が拡大し、世界とのつながりが緊密化する中で、海上交通路と海外での合法的権益を守る必要性も高まっている。中国は遠洋機動能力と遠距離派遣能力を備えなければならない。空母、または空母と同等の効果を持つ海上機動作戦の拠点がなければ、領土・領海の主権および海洋権益を効果的に守ることはできない。海外での合法的利益を強靱な力で保障することもできない。ましてや重大な国際問題において核心的利益を守り、国際責任を果たすことはできない。空母の研究と発展によって領土と主権を守ることは、中国にとって国防を確固たるものにし、発展の重要な戦略的好機を守る上で必然的な要請にして選択なのだ。

 まさにエンゲルスがヨーロッパ艦船の発展史を振り返り指摘したように、現代の軍艦は「現代重工業の産物であると同時に、その縮図でもある」。大型の現代的総合作戦拠点である空母は、その国の総合国力の体現であり、国際社会における大国の地位の象徴でもある。国連安保理常任理事国5カ国のうち米国、ロシア、英国、フランスはみな空母を保有している。特に米国は1隻に止まらず11隻も保有している。これは他の空母保有国8カ国の現役空母の総数も上回る。一方中国は安保理常任理事国で唯一空母を持たない国だ。五大国の末席に甘んじているだけでなく、スペイン、イタリア、ブラジル、インド、タイといった地域大国とも比べ物にならない。これは中国の国際的な地位や影響力と甚だ釣り合わない。世界の平和と安定を守り、共同発展と繁栄を促進する重要なパワーである中国が、人類文明の進歩と発展に一層の貢献をするのは当然だ。人類の最新鋭の技術を手にして、世界平和を守り、調和ある世界を建設する能力を強化するのは当然だ。空母の研究と発展によって、世界の平和を守る能力を高めることは、中国にとって世界平和の維持と地域の安定促進という国際義務を履行する上で必然的な要請にして選択なのだ。

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