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中国の空母:米国はこれ以上どんな説明が欲しいのか?

 米国務省の10日の定例会見で中国の空母問題が大きく取り上げられた。10数回にわたる質疑応答では、就任後間もないヌーランド報道官(女性)が返答に窮す場面があった。話の矛先を移そうとして、この報道官は論理破綻を追及されただけでなく、その根深い偏屈さをうっかり露呈してしまったのだ。(「人民日報海外版」コラム「望海楼」掲載)

 ヌーランド報道官の今回の会見におけるキーワードとして、まず「懸念」が挙げられる。中国の空母が10日に試験航行をした件について、ヌーランド報道官は「米国は中国の空母開発に一貫して懸念を抱いてきた。これは中国がより広範囲において他国のような透明性がないことへの懸念の一部に過ぎない」と述べた。

 ヌーランド報道官は米側の「懸念」のみ表明し、中国側の懸念には少しも触れなかった。これは偏った姿勢だ。中国は1万8000キロ以上の海岸線を持つ。過去の歴史において中国は長い間貧しく、弱く、西側の強大な海軍力を前にいやというほど屈辱を味わってきた。最近でも米国の空母が中国の玄関先で武力を誇示し、威勢を見せつけた。中国軍が自国の安全、領海主権、海洋権益に強い懸念を抱かないわけがない。これまで国連安保理常任理事国の5カ国中、中国のみ空母がなかった。一方米国は世界の半数以上の空母を保有している。中国の空母開発は当然のことだ。それなのに第一歩を踏み出した途端に「懸念を抱かれる」とは、余りにも横暴な扱いではないか?!ヌーランド報道官の「懸念」がその場で詰問されたのも無理もない。過去10年間の米国の軍事費の伸びは中国を上回っている。米国防総省の予算は6000億ドル以上だ。今もこのような圧倒的優位にある米国が、なぜ中国の軍備政策や防御支出について、それほど懸念するのか?

 次のキーワードは「透明性」だ。ヌーランド報道官は「米国は一貫して、中国は軍事力の矛先などの面で透明性に欠くと考えてきた。中国はこの面で米国に比べ透明性が低い。米国は、より高い透明性を必要としている」とご丁寧にも述べた。この問題においてヌーランド報道官は古臭い考えを繰り返し、一部をもって全体を論じる過ちを犯した。近年国防白書などの形で安全保障情勢、国防政策、人民解放軍の近代化、武力の運用、国防動員と予備力の整備、軍事法制、国防科学技術工業、国防費、軍事的相互信頼の構築、軍備抑制、軍縮について系統立って詳しく説明する中国のやり方は、一様に好評を得ている。在中国カナダ大使館の国防武官は「私が見たところ、中国が現在軍事力の透明性向上に努めていることに少しも疑いはない」と述べた。中国国防部報道官が7月27日に初の空母に関する情報を落ち着いた様子で公表したのは、太平洋地域の大国の軍事力の透明性を高める積極的な一歩だ。ヌーランド報道官の古臭い発言は再びからかいの対象となった。「まさか中国の空母はステルスや超小型だとでもいうのか?米側は中国の空母がどこにあるのか知っている。これに透明だの透明でないだのがあるのか?」----。逆に言うなら、米国の空母は中国近海を巡邏し、米国の高度偵察機は度々中国沿海部で接近飛行を行っているが、これについてかつて中国側に「透明性ある」通知をしたのか?

 最後のキーワードは「説明」だ。ヌーランド報道官は「米側は、空母を必要とする理由についての中国側のいかなる説明も歓迎する」と述べた。その後「空母についての公式な説明を希望する」とも述べた。中国側の報道官はとっくに「中国は廃棄空母を改修して、科学研究と訓練に使用する。中国の空母開発は国家の安全と平和を守る能力を強化するためだ。中国は平和発展路線を堅持する。国防政策にも近海防御戦略にも変更はない」と表明している。これほどはっきりと説明しているのに、これ以上どんな「公式説明」が欲しいのだ?ヌーランド報道官のこの要求は記者にその場で反駁された。「中国側は『われわれには空母が必要だからだ』と言っている。これでもう十分な説明ではないのか?」----。

 実は、むしろ米国務省報道官の方が、からかいの対象となったこうした発言が一体どんな時代遅れの思考パターンの反映なのかについて説明する必要がある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年8月15日

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