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首相交代、このまま続けば日本に前途はない

 かつて経済飛躍の優等生だった日本が今では経済は低迷、政治は堕落し、外交は空白化している。この大きな落差について考えざるを得ない。一体何が原因で「日本化」が出現したのか?主に次の3つの原因が考えられる。

 第一の原因は、日本の政党制議会という政治体制にある。日本の政治体制は明治維新後、英国やドイツなど欧州国家をまねて築かれた。確かに明治維新は日本の近代工業化の過程で大きな効果を上げたが、欧米の政治体制導入に関してはうまくいかなかった。戦後、日本は不十分な議院内閣制を構築、日本は長年自民党の一党独裁の政党体制が続き、他の政党はずっと野党だった。その後、自民党内部で分裂し、最終的に大小さまざまな派閥ができ、派閥間で互いに争っていた。その最終目的はただ一つ、首相になること。誰が組閣しても自民党の人間が政治を執るため、各派閥は順番に次々と首相を交代し、それが常態化した。現在政権を握っているのは民主党だが、その多くのメンバーは自民党出身のため、自民党の風習を受け継いでしまった。

 第二の原因は、政党政治体制の未成熟による衆参両院体制の不健全さにある。自民党後半の安倍晋三氏から日本の議会はいわゆる「ねじれ国会」時代に入った。「ねじれ国会」の状況では野党は与党に国会を解散させて再び政権を握ろうとするため、与党の法案がなかなか成立しなくなる。国会は与野党の攻め合いの場と化し、首相も威信を失う。与党は国民の支持を得るため首相を頻繁に交代せざるを得なくなる。

 第三の原因は、日本のマスコミの煽り立てにある。ここ数年、首相退陣の重要なパラメータとなっている支持率。支持率が20%を下回ると、首相は退陣を迫られる。安倍晋三氏、福田康夫氏、麻生太郎氏、鳩山由紀夫氏、菅直人氏はいずれも支持率が20%を切って辞任している。これはマスコミが日本の政党政治の中で独特な役割を果たしていることを意味している。各大手マスコミは有権者の投票意向に極めて大きな影響を与える。従って、際立つ個人の魅力か卓越したパフォーマンスによってマスコミを喜ばせなければ、首相の座にとどまることはできない。5年以上首相を務めた小泉純一郎氏は、日本の各大手マスコミと一般市民から絶大な人気を誇った。辞任後も再び首相への返り咲きを望む声があったほどだ。

 毎年のように首相が交代する状況がこのまま続けば、日本の前途は危ぶまれる。今年日本は極めて深刻な自然災害に見舞われた。こうした瀬戸際に、重責を担い、日本の暗雲を振り払う本物の政治家が出てきて日本を復興し、日本社会の失った自信を回復することを日本は必要としている。(中国社会科学院日本研究所 パン中鵬博士)

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月29日

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