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中国人記者が在日米軍の空母を取材 (3)

自信と中国への警戒

 ■中国への警戒は不可避

 「あなた方の国はあちらだ」と、ネイランド氏は東京湾から中国の方向を指さした。ネイランド氏との間で最も多く上った話題は「中国」だ。基地での昼食では、軍事から政治に話題が移った。沖縄を取材した際、嘉手納基地のある兵士は「米中間には現在何も問題はない。日本に基地を置くのは、将来の大戦勃発に備えるためだ。第三次世界大戦が勃発すれば、中国は必ず参戦する。米国が優勢を維持するには、まず沖縄のような軍事要衝を押さえなければならない」と述べた。だがネイランド氏は中国を封じ込める意図を強く否定し「われわれが横浜に基地を建設した時、中華人民共和国はまだ成立していなかった。われわれはどこかの国を封じ込めるためにここに来たのではない」と述べた。

 だがジョージ・ワシントンに代表される米国の「空母外交」に対して、マレーシアの中国語紙「中国報」は以前、米国の空母戦闘群は相当程度において、軍事用というよりも外交ツールと見なされることが多いと指摘した。米海軍は空母艦隊を非常に誇りに思っている。危機が発生するたびに米大統領がまず聞くのは「最も近くの空母はどこだ?」だ。昨年11月、朝韓両国の係争海域で砲撃事件が起きた。空母ジョージ・ワシントンとその戦闘群は直ちに朝鮮半島海域へ向かった。英BBCはこれについて「21世紀の砲艦外交」と評した。先月にはベトナム代表団がジョージ・ワシントンの見学に招待された。かつての敵国同士の抱擁は日本の産経新聞に、中国の空母への「牽制」と報じられた。

 続く1時間で、記者とネイランド氏は中国の軍事力強化、釣魚島をめぐる中日間の紛争、台湾など多くの敏感な問題について話し合った。彼の発言は多くの中国人を不愉快にさせるものだったかも知れない。ネイランド氏は反対に、中国の軍事力強化の意図を記者に尋ねた。「中国はなぜ洋上で拡張しなければならないのか。中国の軍事力強化は、『ミドル・キングダム』が過去の朝貢システムの再建を望んでいるのではないかとの疑念を呼んでいる。そして西太平洋での米軍の最も根本的な任務は均衡の維持だ」----。

 東アジアに駐留する米軍の高官である彼の地域問題に対する不理解に、記者は驚きすら覚えた。ネイランド氏は「英国など欧州諸国も同様に中国を侵略したのに、なぜ中国は日本の侵略ばかりいつも頭にあるのか、私にはわからない」と言った。また、釣魚島については「中国からも日本からも離れた島だ。この問題をめぐる両国間の言い争いは米国には関係ない」とする一方で、極端な衝突が起きた場合に米国が巻き込まれるか否かについては、「個人的にはそうだと思う」と述べた。

 ネイランド氏の見解は人々をやや不快にさせるものだが、語気や姿勢に注意しており、米国人の率直さを中国人にアピールしているように見えた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年9月5日

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