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日本、南中国海問題に介入 釣魚島の交渉カードに

 日本、フィリピン両政府はこのほど、アジア 地域の海洋安全保障に関する初の海洋協議を開いた。東中国海、南中国海での中国の領有権主張にいかに対応するかが主要議題となる。

 ◇高官が出席

 日本、フィリピン両政府は9日、アジア 地域の海洋安全保障に関する初の海洋協議を開いた。日本からは外務省、防衛省、海上保安庁の担当者が、フィリピンからは海洋当局、沿岸警備隊関係者らが出席し、両国とも同協議を非常に重視していることを伺わせた。

 日本のメディアは、日本、フィリピン両国は今回の協議の目的を特に隠していないと伝えている。中国は南中国海の南沙諸島の領有権問題でフィリピンと対立。南中国海は日本にとっても重要な海上ルートで、東中国海では釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で中日間の緊張が続いている。東中国海、南中国海での中国の領有権主張に対応するため、日本とフィリピンは定期的に政府間で協議を行い、協力の在り方について検討するとともに、南中国海海域における日本の航行の自由と船舶の安全を確保する考えだ。

 ◇それぞれの思惑

 両国のアジア地域の海洋安全保障に関する海洋協議について、日本には3つの思惑があるとアナリストはみる。

 ■フィリピンとの協力・友好を強化し、ASEANとの関係を固め、日本の東アジアにおける発言権を拡大する。

 ■南中国海の問題に介入することで、中国をけん制、中国に対抗し、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題をめぐる対中交渉のカードにするとともに、国際社会において中国を抑える世論をつくる。

 ■同じ領土問題でも、韓国とロシアの強硬な態度に対しては日本はなすすべがない。最近ではロシアが公海海域で頻繁に軍事活動を行っていることからプレッシャーが増している。そのため東中国海と南中国海問題で何か収穫を得て、国内の政治圧力を軽減したい。

 一方、フィリピンは中国、日本、米国といった国の間をとりもち、各国の間に存在する争いを利用することで、自らが各国のカードとなり、利用されることで価値を見出し、自らの利益の最大化しようとしている。

 南中国海問題に関しては、中国は両国間の友好的協議を通じて問題を解決すると主張し、問題の国際化には反対している。一方、フィリピン側は国際海洋法裁判所への訴訟を主張しており、問題を複雑化、拡大化しようとしている。今回、日本、フィリピン両国が行った南中国海に関する政府間協議は、同問題をさらに複雑にするだろう。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月14日

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