国連報告書「福島第1原発の危険想定は甘過ぎた」
国連は14日、福島第1原発事故を受けてまとめた原子力の安全問題に関する報告書を公表した。報告書は事故の教訓として、事故の想定が甘すぎたと指摘。国際原子力機関(IAEA)による地球規模でリアルタイムの放射線観測システムの構築も提言した。日本メディアが伝えた。
報告書はIAEA、世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機関(FAO)など16機関が共同でまとめた。福島第1原発事故をめぐり国連各機関がまとめた初の総合報告書だ。報告書は22日の国連核セキュリティサミットで議論のたたき台となる。
報告書は「福島第1原発事故の最も重要な教訓」は「どんな形態の事故が起きうるかについて想定が甘すぎたことだ」と指摘。世界各国で稼働中または建設中の原発に対して、事故の危険性の想定を全面的に見直すよう求めた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年9月16日