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ロシアの強硬な態度 日本の「無策」露呈

 ロシアの爆撃機「ツポレフ(TU)95」2機が日本を一周したことを受け、ロシア爆撃機が領空を通過しないよう日本と韓国の戦闘機10機が緊急出動した。この冷戦時代を思わせる場景は20年前ではなく、今年9月8日に起きた。日本の野田内閣発足後最初の外交トラブルに急発展している。

 日本は連日ロシアに抗議を繰り返しているが、ロシアの軍・政府ともに強硬な態度を示している。今月9日、10日に戦艦と軍用機が日本周辺で活動したほか、ロシア国家安全保障会議のパトルシェフ書記がクリル諸島(日本名・北方領土)を訪問。東京はこれにどう対応するのか?日本のメディアは「前代未聞の挑発」と報じ、ロシアは「国際法に違反していない」の一言で、日本の非難を相手にしなかった。日本のメディアは13日、野田内閣を瀬踏みするかのように、朝鮮が年内にもロシアと合同軍事演習を行うと伝えた。

 ◇ロシアの反応で日本の「無策」露呈

 ロシアでは、東京の怒りがメディアの物笑いの種になっている。ロシア紙は13日、「熊を脅さないで」というタイトルの文章を発表し、ロシアの爆撃機はとっくに基地に戻ったのに、日本はまだ激怒している。ロシアのマカロフ総参謀長は12日、「不満を示す国もあるようだが、ロシアは空軍による哨戒を止めない」とコメントした。

 ロシア紙はまた、日本はずっと極東地域においてロシア軍を大規模に監視しているが、これは秘密でも何でもない。ロシア海軍の演習場にもしょっちゅう日本の偵察機が現れる。日本のロシアに対する非難は理解できないと伝えた。ロシア高官のクリル諸島訪問に対する日本のメディアの非難について、別のロシア紙は、パトルシェフ書記がクリル諸島訪問でまた日本人の「悲痛」を呼び起こしたと報じた。

 ロシアの強硬な態度に対し、日本は保守勢力が叫び声を上げるだけで、日本の「無策」を露呈した。野田氏が引き継いだ日本を、西側メディアは「収拾がつかない状況」と形容している。米ウォールストリート・ジャーナル紙は、日本の政治システムは見たところすでにマヒしており、経済的にも今年は地震、津波、福島原発事故といった三重の打撃を受けたことで、国全体が衰退して競争力を失い、社会には倦怠感が充満していると伝えた。

 ◇ロシア、北東アジアで「長期的なほうび」ねらう

 ロシア爆撃機の日本一周は、冷戦が北東アジアに再び戻る影をみせた。北東アジアが世界で最も冷戦に近い地域だという声もある。中国社会科学院世界歴史研究所の聞一研究員は、ロシアは中国に強硬な態度を取ることで、東北アジアにロシアが戻るという明確な姿勢を伝えようとしていると指摘する。

 英王立国際問題研究所のプラウダ教授は、「この20年、東北アジアの領有権をめぐる問題で、ロシアが態度を軟化させたことはない。以前よりも強硬なのは、ライバルである日本の実力が落ちているからだ。ロシアは、日本が国内経済を回復させるのに精一杯で、ロシアと争う余裕がないとみている。日本の態度が曖昧であれば、ロシアは北東アジアの領有権争いで有利な立場に立つだろう。ロシアにとってはこれが「長期的なほうび」となる。他の国も領有権争いでロシアの強硬な態度を恐れるようになるだろう。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月15日

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