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国民支持率10倍の優位 前原氏が負けた理由

 文=中国社会科学院日本研究所副所長 高洪

 日本で8月29日に行われた民主党代表選挙で、野田佳彦財務相は「本命」の前原誠司氏、小沢グループが押す海江田万里経済産業相を抑え、民主党代表に選出され、8月30日に日本の第95代、62人目の首相に指名された。

 ◇粘り腰の政治家

 野田佳彦氏は「松下政経塾」の第一期卒業生だ。卒業後、千葉県議会で県議になった。野田氏の政治経歴は順調とは言えない。国会議員への転身で挫折を経験している。1992年から日本の政界で政党の再編成が繰り返される中でも、何度か失墜している。だが、彼は長い政治人生を経て来ているといえる。紆余曲折や失敗も少なくなかったが、粘り強い政治家であるといえよう。

 ◇前原氏と野田氏の戦術

 今回の選挙での前原氏と野田氏の動きについて、ほとんどの評論家は意外な戦術だったと述べている。前原誠司氏は小沢グループの注意を引き、彼らの主な攻撃ターゲットとなった。こうなると、小沢グループは全力を挙げて第一回投票で前原氏を追い落とそうとやっきになり、野田氏を見逃してしまった。野田氏は前原氏の影で力を蓄えて身を隠し、最終的に第二回目の投票で勝ちに転じたのである。

 誰も予想していなかった野田佳彦氏は本当のブラックホースとなった。日本国民の支持が最も高かったのは前原氏だと誰もが知っていたが、彼の最終的な国民支持率は48%に上った。野田氏はこれに対して5%に満たない。国民からの人気という点では10倍の開きだ。だが、前原氏はなぜ野田氏にこのチャンスを譲ったのだろうか。

 前原氏と野田氏の政治的見解や立場はかなり一致している。誰が前に立とうと相手にとってはある意味の勝利だった。また、来年9月に予定されている日本衆議院の任期満了に伴い、総選挙が行われる。前原氏の本当の目的は、来年の総選挙で国家権力を手中に収めることだ。そうすれば、あの小泉純一郎氏のように5年から6年の強い政権が作れる。この計画について野田氏と前原氏ははっきりした相談はしていないものの、少なくもとも何らかの黙約はあると思われる。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月16日

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