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日露が捜索・救難共同訓練 その本当の意図は?

 日本海上自衛隊とロシア海軍による捜索・救難共同訓練が27日に実施される。25日には参加部隊となるロシア軍艦艇が日本に入港済みである。この度の共同訓練の主要な目的は中国への牽制にあるとアナリストは説く。

 日本にとってロシアは常に頭痛の種である。特に、発足まもない野田佳彦政権に対し、ロシアは安全保障問題で揺さぶりをかけ続けている。著しく悪化している日露関係に見えるが、共同での捜索・救難共同訓練を日本沿海で行うとのニュースに我々も戸惑いを隠せない。ついこの前まで極度の緊張状態にあった両国が共同訓練を行なう、と聞けば、ロシアが日本の抑え込みに成功したのが明白であるばかりか、日本を支配下に取り込もうと虎視眈々と狙うロシアの意図すらも感じられる。

 ロシアにとって日本を手中におさめることは容易いことなのである。領土問題、軍事力、エネルギー供給など、いずれもロシアが主導権を握っており、日本は今、ロシアに頭が上がらない状態になっている。頼みの綱の米国は、両国の領土問題に対しノータッチの姿勢を貫いており、日本はロシアの言うままに服従せざるを得なくなっている。日本に選択の余地はあまり残されていないのだ。

 ロシアが日本を取り込み、今回の共同訓練を執り行う目的は、国の視点をアジアに移すためである。これまでの動きを見ると、ロシアでは今、政策調整を行ない、アジア重視の国家戦略に移行しようとしている。外交的政策、軍事的政策を問わず、アジアは今後ロシアが重要視すべき対象になっているのである。

 ロシアがアジア諸国と軍事的な交流および提携を行なえば、極東防衛の強化が一層強まること請け合いである。南アジア、東南アジア、東アジア何処をとっても、ロシアの軍事行動を垣間見ることができる。東アジアの重点である日本は、経済的にも軍事的にも世界トップクラスにあることから、ロシアと協力提携関係に置いておくべき対象になるのは必至である。日本を取り込み、軍事的な協力・交流を行なうことは、ロシアにとって至極当然のことと言えよう。

 この度、共同訓練を行う海域について、ロシアは常にないこだわりを見せた。極東は今後のロシア発展を左右する地域として最重要視されている。オホーツク海は各種資源が豊富に存在するだけでなく、重要な戦略的要地でもあり、ロシアの極東地域全体の防衛における主要な海域なのである。

 日本海および宗谷海峡はロシアにとって重要なポジションを占めている。この2つの海域を支配下に置けば、その他の強大国がオホーツク海に侵入するのをロシアが制限できるようになる。このため、この度の共同訓練の海域を日本海としたその意義は非常に大きい。他国籍艦船のオホーツク海侵入を阻止するために、日本を取り込み、共同訓練を行なうことは決して奇怪な事ではない。

 このため、ロシアは国益のための外交政策を忠実に実行しているだけなのである。日本に対する強硬な手段も、戦略的な取り込み策も、実は道理に叶った行動なのである。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月27日

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