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アジア太平洋に視線を向けるロシアに懸念を抱く米日 (2)

 ■ロシア「東方拡大」の標的を推測する西側

 世界経済の新たな中心地になってゆくに従い、アジア太平洋地域ではここ2年来、各種勢力の競争も激化している。日本海から南中国海までの各紛争は、いずれも背後に大国間の奪い合いがある。ロシアによる太平洋への「東方拡大」の強化が地域にもたらす影響に各方面は注目している。オーストラリアの Lowy Institute for International Policyは最近の報告で「ロシアの従来の戦略には軍事を経済に先行させる伝統がある。長年続いた没落の後、ロシア政府は極東における強大な海軍力の復興に初めて着手した。その野心を実現した上、高まり続けるエネルギー輸出力と地域の国防市場における確たる地位も加われば、2030年には太平洋の重要な大国としての地位を宣言し、グローバルな利益を拡大するだろう」としている。

 オバマ大統領は以前、米国が太平洋の大国であることを高らかに宣言した。ニューヨーク・タイムズ紙は17日付で「プーチン大統領は先日『ユーラシア連合』の創設推進を宣言したうえ、正式な出馬表明後初の訪問国として中国を選んだ。『ユーラシア連合』とロ中戦略的パートナーシップが結びつき、欧米に対抗する新たな同盟になることに人々が懸念を抱くのは確実だ」と報じた。ロシアの矛先を中国に向けようとする西側メディアもある。ロイター通信は「ロシアが極東で武力を誇示するのは、中国との均衡を図るためだ。ロシア首脳が東方に視線を向けざるをえなくなったのは、まさに中国の台頭によるものだからだ」と指摘。「ロシアと中国の関係は非常に理想的なものに見える。だが中国の急成長によって、ロシアは『中国に石油を提供すると同時に、どのようにして中国と競争するか』という問題に直面せざるを得なくなった」としている。

 華東師範大学ロシア研究センターの楊成副主任は「ロシアの東進戦略は実は、国際体制の転換加速がロシアの再台頭にもたらした歴史的チャンスに基づくものだ。エリート層は、莫大な資源と地政学・戦略上の重要な地位を拠り所にして、極東での発展をアジア経済の新たな牽引地区と緊密に結びつける戦略を実行してこそ、将来の国際秩序の転換においてより有利な地位を占めることができると考えている。ロシアの東進戦略は、アジア太平洋地域において中ロの新たな協力構造が生まれつつある可能性を意味するが、客観的に見れば、ロシアの対外政策の絶対的な優先事項は依然として米国や西側との関係だ」と指摘する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年10月20日

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