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海上摩擦:中国は交渉だけではだめだ

必要時には「反撃」も

 フィリピンと韓国は最近、遠く隔てた海域で各々中国漁船を拿捕し、漁師を拘束した。その一部はまだ返されていない。さまざまな海上紛争が中国につきまとい、関係各国は強硬手段に出ている。中国国内では強硬な反撃を求める声が日増しに高まっている。周辺国が中国との海上摩擦で自制しない場合、もめ事続きの海域で軍事衝突が突如勃発するのも時間の問題だろう。人民日報傘下の国際情報紙・環球時報が伝えた。

 中国は全体として軍事手段による海上紛争の解決を望まず、現在を経済発展の「戦略的好機」と捉えている。だが周辺の小国の激しい攻勢に、中国人は彼らが中国の戦略的自制を自国の「戦略的好機」と見なし、この機を利用して海上権益を拡張し、中国に譲歩を強いようと企んでいることを次第に悟り始めた。これは南中国海において特に顕著だ。フィリピンやベトナムなどの行為は、まるで火事場どろぼうだ。中国に圧力をかけている各国に相乗りして共に騒ぐことで、中国から利益を吸い取れると思っているのだ。

 こうした大国に対する小国の「日和見主義的戦略攻勢」は歴史上珍しい。だがこうした遊びが楽しいものとならないのは明白だ。中国にはいつでも遊びを止めさせられる力があるからだ。中国にとって「反撃」は多少面倒ではあるが、こうした国々のもたらす面倒が余りに続けば、それを放置することによるリスクは、政策変更に伴うリスクを遥かに上回る。こうなれば「反撃」は必ず実行される。紛争各国が目下もたらしている面倒は、中国の長期的な海上主権・利益を脅かすのみならず、中国のプライドを傷つけることで、中国国内の政治的団結を消耗させ続けている。中国の海洋政策の「軟弱さ」に多くの疑問の声が上がり、政策決定者が軽視できないほど「叩け」の叫び声がエネルギーをつのらせてきている。

 繰り返し利害を秤にかけた結果、中国社会の本流は「海上問題は自然な推移に従うべきだ。中国は武力を優先したり、軍事解決を国策にしたりしてはならない。だが交渉だけでもだめで、必要時には『一人を殺して他の見せしめにする』のが当然だ」との共通認識を形成しつつある。

 実は中国人は近年、将来発生しうる軍事衝突を含めた海上摩擦に対して、心の準備をし続けている。人々は次第に「平和的対等は譲歩によって平和を買うことではない。洋上の軍事衝突に巻き込まれることは、一部の予測のように恐ろしいこととは限らない」と考えるようになってきている。

 東アジアの海における領有権主張は深刻に重なり合い、平和的解決に向けた有効策は未だ編み出されず、中国の提唱する「係争を棚上げにして共同開発」は共鳴を得ていない。現在、各紛争当事国は大小の帝国のように立ち回り、米国の後押しがあれば中国を屈服させる権力と能力があると考えているかのようだ。どの国もこのように冷静を失っている中、中国一国が冷静を保っても何にもならない。「中国は今後、調整をせざるを得ない」というのが大勢だろう。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年10月28日

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