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米国防長官のアジア歴訪:中国を飛ばした「中国訪問」 (2)

 中国外交学院戦略・衝突管理研究センターの蘇浩主任は「パネッタ長官の公の発言からは、中国に強く焦点を合わせていることが明らかだ。地域の緊張を煽り、中国に面倒をかけて、自国の仰々しい東アジア回帰への環境を整えようとしているのだ」と指摘する。

 ■落ち着いた対応が最も重要

 米国は国内景気が後退し、国民の不満が沸騰する中で、アジアへの関与を弱めない方針を繰り返し強調しているが、アジア太平洋の同盟国は多かれ少なかれ不安を抱いている。オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙は、将来的に中米対立の人質にされる可能性への懸念を表明。「オーストラリアのリーダーは『米国はたとえ経済規模で中国に追い抜かれてもアジアを統治できる』と何の心配もせずに考えるべきではないし、『米国の中国封じ込め政策を支持しても対中関係は損なわれない』と無邪気に考えるべきでもない。オーストラリアは米中対立のエスカレートを全力で阻止すべきだ」としている。実は米国の目的はアジア太平洋の同盟国をなだめることにあり、同盟国はその権威を傘にはったりをきかせたいのかもしれない。「だがこのはったりがどれほど有用で、それほどの威嚇効果を持つかは、不確定要素が多い」と中国政策科学研究会研究員の彭光謙少将は言う。「なぜなら中国との対立はこうした国々の利益にならず、引き合わないからだ」。

 上海環太国際戦略研究センターの郭隆隆主任は「『アジアの同盟国を頼りに中国を抑え込む』米国の発想は実情にそぐわないし、同盟国も一枚岩ではない。米国にとってアジア太平洋回帰は両刃の剣だ。アジア太平洋は重要な問題の集中する地域であり、対処が適切なら利益を維持できるが、不適切なら自ら災いを招き、自国の利益が脅かされる可能性が高いからだ」と指摘する。専門家の間では、米国のアジア太平洋戦略に対して中国は冷静さを保つべきとの意見が多い。中国人民大学国際関係学院の金燦栄副院長は「米国の『進攻』に対して、中国は泰山のようにどっしりと構えることが必要だ。現在の米国の戦術上の進攻は、戦略上の劣勢の反映だ。したがって中国にとって肝要なのは揺るぎない確信だ。時間は中国の側にあり、誤りさえ犯さなければ、未来は我々のものであると確信することだ」と指摘する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年10月28日

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