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2012年、世界の政治モデルのオリンピック

 来年は世界の主な大国のリーダーが交代する年だ。アラブの春、欧州の秋、イラン核問題などに揺れる中、様々な国の政治の不確定性に注目が集まっている。世界政治のオリンピック競技大会の幕が開かれようとしている。今後5-10年の国際パワー構造の変化と政治的勝敗を決する競技大会だ。(文:張樹華・中国社会科学院信息情報研究院院長。「環球時報」掲載)

 (1)権力競争 vs 政治引き継ぎ

 西側諸国の政治における、主役ががらりと入れ替わる走馬燈式の政権交代と異なり、中国の政治引き継ぎは社会主義事業の継承だ。中国共産党の第18回党大会では、党の指導的地位を維持しつつ世代交代を実現する。長距離リレーのバトン引き継ぎと同じだ。また、ロシアのプーチン首相は西側選挙政治の「戦略的近視眼」、社会的迎合、ポピュリズムを避けるため、メドベージェフ大統領の短い「間奏」を経て、来年勇敢に舞台に復帰し、ロシア復興の大交響曲の指揮を執る予定だ。

 (2)個人 vs 集団指導

 中国最上層部は集団指導、責任分担制を採用している。指導グループの世代交代によって、西側政治に見られる個人至上主義、「勝者が独り占め」、大統領への権力集中などの現象が回避されているのだ。これは民主的政策決定と制度の安定の面で大きな優位性を示している。プーチン氏は10数年前にエリツィン氏から権力を引き継ぎ、8年間の混乱収拾と国政への精力的な取り組みによって、政治の安定を回復し、西側の政治圧力を跳ね返した。プーチン氏自身、勇猛果敢な政治の「消火隊員」から、民族の中核へと次第に成長した。一方で、プーチン氏は既成の治国理念を持ちあわせておらず、その行動の多くは情報工作員としての長年の反応と習慣に基づく政治的直感、プラグマティズムの政治哲学だと指摘する声もある。今後のロシアの発展だが、内外環境は平穏でなく、足を引っ張る要素が多く、難しい社会問題も残る。プーチン氏が成功するには、心を合わせて協力する団体と有能な幹部陣も不可欠だ。さもなくばロシアの振興はプーチン氏の独り相撲に終わるだろう。

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