2011年11月22日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:16:41 Nov 22 2011

日本の「価値観外交」は必ず失敗する

 ここ数年、日本外交の振り子は激しく揺れている。数年前に「自由と繁栄の弧」を持ち出したかと思えば、少し前には「東アジア共同体」となり、そして野田内閣は「価値観外交」に再び振り子を戻した。だが注意深く見れば、現在の「価値観外交」は「繁栄の弧」を欠く「自由の弧」外交であることがすぐにわかる。(文:韓佐民・中日関係史学会理事、元駐大阪副総領事。「環球時報」掲載)

 東アジア地域には冷戦構造がなお残存している。こうした環境の中、かつて冷戦の橋頭堡だった日本の外交政策は、必然的に冷戦思考が中心となる。たとえば「自由の弧」とは、「価値観」の異なる国に対する包囲の弧だ。「繁栄の弧」とは、中国など新興国の発展がもたらす経済的利益を享受することだ。今回日本が「価値観外交」に振り子を戻した背景には、米国のアジア回帰がある。これは事実上、冷戦思考へ振り子を戻すものだ。

 ASEANにしてみれば、体制・宗教・価値観の違いを乗り越えたこの各国の連合体に「価値観外交」を押し込もうものなら、小異を残して大同につくのではなく、対立が発生・拡大し、分裂が生じ、ASEANは戦場と化してしまう。これは海外市場の回復を必要とする日本にとってマイナスだ。

[1] [2]

関連記事
  評 論      プレスリリース
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古